WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07874

HLA型判定(A, B Locus)

5K020-0000-019-898

EDTA加血液
2

13

冷蔵

PCR-rSSO法

3~5日

項目
コード
検査項目

07874

HLA型判定(A, B Locus)

5K020-0000-019-898

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
2

13

冷蔵

PCR-rSSO法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

3~5日

備考

項目

  • チャート参照:「HLA型判定」「HLA遺伝子型判定」検査の留意点
  • チャート参照:HLA型の種類
  • チャート参照:日本人集団におけるHLA遺伝子頻度と対応抗原

検体

  • EDTA-2Na容器(容器番号14)でも検査可。

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

チャート

「HLA型判定」「HLA遺伝子型判定」検査の留意点
HLA型の種類
日本人集団におけるHLA遺伝子頻度と対応抗原

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

吉川枝里, 他: MHC 10, 21, 2003.

検査項目解説

臨床的意義

HLA-A,BならびにHLA-DR型を決定する検査である。臓器移植での適合性判定に適している。

 HLAは、ヒト主要組織的合抗原と呼ばれる糖タンパクで、マウスにおけるH-2抗原に相当する。ヒトでは、HLA-A,B,C抗原などからなるクラスⅠ抗原と、HLA-DR,DQ抗原などからなるクラスⅡ抗原に大別される。前者はほとんどの有核細胞、血小板上に表現され、後者はB細胞、単球、活性化T細胞など限られた細胞上に発現されている。

 HLAは個体間で著しい多様性が認められ、移植や輸血などの同種免疫反応において非常に強い免疫原性を示すことが知られている。したがって、HLA検査は臓器移植、血小板輸血において、ドナー、レシピエント間の適合性を判定する上で非常に重要な検査となっている。

 また、疾患感受性、人種の起源、親子鑑定、輸血の副作用の原因追求、また、生殖免疫の分野にも幅広く応用されつつある。

 本検査は、PCR-rSSO法によりHLAのAおよびB Locus,DR(B1)Locusについて、その対立遺伝子(allele)に対する2桁(粗分類:low resolution)で判別し、HLA型を推定する。従来の抗血清を用いた方法では判定不能であった型を確認することも可能である。

備考

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記載内容について