検査項目解説 掲載内容は、2023 年 5 月 1 日時点の情報です。

研究検査

項目コード 検査項目 分類 実施料
判断科区分
所要日数

12612
6B653

呼吸器病原体マルチスクリーニング

呼吸器感染症をもたらす12種22項目のウイルス・細菌をマイクロアレイ法を用いて網羅的かつ迅速に調べる検査である。

ウイルス学検査
ウイルス核酸

1800

微生

2~3日

27706

尿毒症物質3分画

生体内で腸内細菌による代謝を受けて生成する尿毒素であるフェニル硫酸、パラクレシル硫酸、インドキシル硫酸を質量分析法により定量する検査である。

研究検査
有機酸

16~49日

05049
3F206

アポ蛋白E表現型
(アポリポ蛋白E表現型)

リポ蛋白の構成成分である。Ⅲ型高脂血症で表現型E2を、アルツハイマー病では表現型E4を発現しているケースが多い。

研究検査
脂質

27587
4Z400

レプチン

脂肪組織から分泌され、摂食抑制やエネルギー消費を促進するホルモンである。体脂肪量と相関し、肥満者で高値傾向を示す。

研究検査
ホルモン・神経伝達物質

4~10日

03021
4D040

唾液中コルチゾール

唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。

研究検査
ホルモン・神経伝達物質

7~21日

07179
5A125

唾液中sIgA

唾液中のコルチゾールは慢性ストレスの指標として有用との報告があり、唾液中sIgAは急性ストレスの指標として有用との報告がある。

研究検査
ホルモン・神経伝達物質

05448
4Z305

血管内皮増殖因子
(VEGF)

血管内皮細胞に特異的に作用して、増殖や新生にあずかり、がん細胞に血流を与える因子である。固形腫瘍患者で増加する。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

02216
5J050

インターフェロン-γ
(IFN-γ)

抗ウイルス活性を持つタンパク質である。炎症における生体反応の指標となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

3~17日

27657
5J011

腫瘍壊死因子-α
(TNF-α)

腫瘍壊死作用を持つサイトカインである。炎症性疾患で高値となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

05252
5J062

インターロイキン-1β
(IL-1β)

主に単球・マクロファージ系の細胞から産生されるサイトカインである。多くの免疫担当細胞に多彩な生理活性を及ぼす。炎症性疾患で高値となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

02502
5J070

インターロイキン-2
(IL-2)

抗原刺激によりT細胞から分泌されるサイトカインである。さまざまな自己免疫疾患や骨髄増殖性疾患で上昇する。血中濃度が高くなる病態は少ない。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

05255
5J130

インターロイキン-6
(IL-6)

B細胞の分化誘導因子として発見された。さまざまな炎症性疾患や自己免疫疾患に関与しており高値となる。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

04165
5J140

インターロイキン-8
(IL-8)

炎症性サイトカインなどの刺激により産生される白血球遊走因子である。非感染性の炎症性疾患とも関連する。血中で高値となる病態は非常に少ない。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

27109
5J150

インターロイキン-10
(IL-10)

Th2細胞で産生される抗炎症性のサイトカインである。Th1細胞のサイトカイン産生を抑制する働きを持つ。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

02751
5J160

インターロイキン-12
(IL-12)

マクロファージや多核白血球、樹状細胞などで産生され、NK細胞活性を増強させるサイトカインである。血中で高値となることはまれである。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

07422
5J201

顆粒球コロニー刺激因子
(G-CSF)

顆粒球産生促進作用があり、好中球機能を高める働きを持つ糖タンパクである。骨髄移植時の治療には薬剤として投与される。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

05449
5J230

MCP-1

単球の活性化因子として発見されたタンパク質である。単球以外へもさまざまな作用をもち、炎症の際、リンパ球の組織浸潤を促す。

研究検査
増殖因子・サイトカイン

05070
5J015

可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅰ
(sTNFR-Ⅰ)

TNFの作用を阻害するタンパク質である。悪性腫瘍や白血病患者の血清中に多くみられTNF拮抗因子の把握に有用である。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

05071
5J016

可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅱ
(sTNFR-Ⅱ)

TNFの作用を阻害するタンパク質である。悪性腫瘍や白血病患者の血清中に多くみられTNF拮抗因子の把握に有用である。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

04114
5J454

可溶性ICAM-1
(sICAM-1)

免疫系細胞の相互作用を調節する接着分子の可溶型を測定する検査である。常時、血管内皮や線維芽細胞に発現しており、炎症性サイトカイン刺激で増強する。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

05064
5J506

可溶性VCAM-1
(sVCAM-1)

血管内皮細胞に発現する接着分子の可溶型を測定する検査である。炎症性サイトカインの刺激によりはじめて誘導される糖タンパクである。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

27043

可溶性PD-L1
(sPD-L1)

PD-L1は腫瘍細胞に発現しており、PD-1にPD-L1が結合するとT細胞の活性および免疫機能が抑制される。本検査は可溶型を測定する検査である。

研究検査
可溶性膜蛋白・接着分子

01575
4Z265

ヒスタミン

生物活性アミンで即時型アレルギーの原因となる化学伝達物質である。肥満細胞や好塩基球内に存在しアレルゲンと特異IgE、IgE受容体の架橋形成により細胞外に放出される。

研究検査
アレルギー・炎症

14~21日

12541

組織トランスグルタミナーゼ抗体-IgA

全身性の自己免疫疾患であるセリアック病との関連が示唆されている抗体を測定する検査である。

研究検査
アレルギー・炎症

13047
3B370

α-ガラクトシダーゼ活性

ファブリー病でみられるα-Gal活性低下を測定する検査である。

研究検査
その他

4~9日

26307
3D110

ペントシジン 〈血漿〉

糖尿病や慢性腎不全患者において著しい高値となる糖化産物である。

研究検査
その他

26308
3D110

ペントシジン 〈尿〉

糖尿病や慢性腎不全患者において著しい高値となる糖化産物である。

研究検査
その他

「研究検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。

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