検査項目解説検査項目解説

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入力コード 00007 
項目名 ZTT(硫酸亜鉛試験)
zinc sulfate turbidity test
実施料 
11
判断料区分 生Ⅰ 
健康保険名称  膠質反応 
検査方法
学会法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
01
冷蔵
報告所要日数
1~2日
基準値  
U

2.0~12.0

臨床的
意義 
肝障害を見るための代表的な血清膠質反応。IgG、IgM濃度と相関し、慢性肝障害や多発性骨髄腫で高値に。
   TTTおよびZTTは主として肝障害を見るための古典的かつ代表的な血清膠質反応である。

 膠質反応とは血清に種々の蛋白変性試薬を加え、混濁や沈殿の生成を測定するもので、主に血清アルブミンの減少とγ-グロブリンの増加を反映して高値をとる。

 膠質反応は各種肝障害時における血清中、複数の蛋白成分の量的・質的異常を迅速簡便かつ安価に知る方法として現在もなお使用されている。

 ZTTは別名Kunkel試験とも呼ばれ、Kunkelが1947年に血清に希薄な硫酸亜鉛(zinc sulfate)バルビタール緩衝液を加え生成する混濁を比濁定量したものである。

 またZTTはIgGおよびIgMとよく相関し、慢性の感染症、炎症、慢性肝炎、肝硬変、多発性骨髄腫などで高値を示す。もう一つの膠質反応であるTTTは、特にγ-グロブリンのIgMとよく相関し、急性肝炎(とりわけA型肝炎)や慢性活動性肝炎、肝硬変で高値を示す。

 本法は日本消化器病学会肝機能研究班の標準法に準ずるものであり、Kunkel単位を採用しているが、他の表現単位との関係は下記の通りである。なお単位はいずれも経験的なものであり、あくまで係数である。

Kunkel単位(Shank-Hoagland単位)=Maclagan単位×2
高値を示す病態 
肝疾患(慢性肝炎、肝硬変)、高脂血症、慢性感染症、膠原病、ネフローゼ症候群、多発性骨髄腫
低値を示す病態
低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 TTT(チモール混濁反応), 総ビリルビン(T-BIL), 直接ビリルビン(D-BIL), AST(GOT), m-AST(m-GOT)(ミトコンドリア-GOT), ALT(GPT), ALP(アルカリフォスファターゼ), LD(LDH)(乳酸脱水素酵素), 総蛋白(TP), LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ), コリンエステラーゼ(ChE,Ch-E), LDHアイソザイム, ALPアイソザイム, 総コレステロール(T-Cho), IgG 〈血清〉, IgM,
備  考

日本消化器病学会肝機能研究班推奨法

算定備考

「膠質反応」として、反応の種類ごとに実施料を算定できます。

「ZTT」、「TTT」を実施した場合は、他の検査で代替できない理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。

容  器 
提出容器

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