WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05257

MMP-3
(マトリックスメタロプロテイナーゼ-3)matrix metalloproteinase-3

3B503-0000-023-062

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

ng/mL

M 36.9~121
F 17.3~59.7

116

D014 9

免疫

1~2日

項目
コード
検査項目

05257

MMP-3
(マトリックスメタロプロテイナーゼ-3)matrix metalloproteinase-3

3B503-0000-023-062

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

M 36.9~121
F 17.3~59.7

116

D014 9

免疫

1~2日

備考

容器

  • 分離剤入り真空採血管、凝固促進剤入り採血管を使用する際、採血管規定量より採血量が少ない場合は測定値が低下する可能性があります。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/マトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)
  • 実施料:116
  • 診療報酬区分:D014 9
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「2」のリウマトイド因子(RF)定量、「8」の抗ガラクトース欠損IgG抗体定性、同定量、「9」のマトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)、「15」のC1q結合免疫複合体、「25」のモノクローナルRF結合免疫複合体及び「26」のIgG型リウマトイド因子のうち3項目以上を併せて実施した場合には、主たるもの2つに限り算定する。

「リウマチ因子定量」、「IgG型リウマチ因子」、「CA・RF」および「MMP-3」のうち3項目以上を併せて実施した場合には、主たる2項目のみ算定ができます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

氏家真二, 他: 医学と薬学 51, 503, 2004.

検査項目解説

臨床的意義

関節リウマチで早期から上昇する関節破壊マーカーである。痛風や変形性関節症では上昇をみない。

 MMP-3(マトリックスメタロプロテアーゼ-3)は、生体内の細胞外マトリックスであるプロテオグリカン、フィブロネクチン、コラーゲンなどを分解する酵素である。

 関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)患者の関節液や血中には、高濃度のMMP-3が認められ、RAの発症に大きな関連があると考えられている。そのメカニズムは、滑膜表層細胞や線維芽細胞から分泌された不活性型のproMMPsが、膜型MMPなどの作用により活性化され、関節軟骨破壊に関与するため血中濃度が上昇すると考えられている。特にMMP-3は、この軟骨破壊に大きな役割を果たしているとされる。

 本検査は、早期からの滑膜増殖を反映するため、発症1年以内の早期RAでも高値を示す。また、MMP-3は、リウマチ因子などの自己免疫検査や、CRPなどの炎症マーカーと比べ、実際の関節破壊の程度を反映するため、病勢の把握や治療効果の判定に有用である。

 さらに、MMP-3は、変形性関節症(osteoarthritis:OA)や外傷性関節炎(traumatic arthritis:TA)、痛風などでは一般に高値を示さないとされるため、これらとの鑑別診断にも有用である。

【高値を示す疾患】

関節リウマチ

関連疾患

M06.9.2:関節リウマチ M05-M14:炎症性多発性関節疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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