検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2019年12月11日時点の情報です
(チャートを除く)。

入力コード 01588  統一コード 3L195 
項目名 バルプロ酸
Sodium valproate
実施料
[470]
判断料区分  
健康保険名称  イ 特定薬剤治療管理料1 抗てんかん剤 
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
03 → 02
冷蔵
報告所要日数
2~3日
有効治療濃度  
μg/mL

50~100

臨床的
意義 
最もよく用いられる抗てんかん剤の一つ。他の薬剤との併用に注意が必要。
  1. 作用
 バルプロ酸は最も良く用いられる抗けいれん剤の一つで、ナトリウム塩として市販されており、さまざまなてんかん発作に有効である。血中からの消失半減期が比較的短く、また併用薬や剤型などの要因によっても血中濃度が変化するため、血中濃度のモニタリング(TDM)が行われる。さらに患者のコンプライアンス(薬剤をきちんと服用しているか)を知る目的でもTDMが行われる。

 空腹時に投与した場合、血中濃度はシロップ剤で0.5~1時間、錠剤や顆粒剤では1~2時間でピークに達する。投与量の約40%がグルクロン酸抱合体として排泄され、未変化体として排泄されるのは3%程度に過ぎない。

 フェノバルビタールやフェニトイン、プリミドンなどを併用するとバルプロ酸の代謝が促進されるために血中濃度が低下する場合がある。またカルバペネム系抗生物質とは併用禁忌となっている。なお、併用によりバルビツール酸剤の血中濃度を上昇させ、薬理作用を増強させる働きがあるので注意が必要である。

2. 禁忌
 重篤な肝障害のある患者には投与を行わない。

3. 採血時期
 次回投与直前(トラフ)。
【主な商品名】デパケン、バレリン、エピレナート、セレニカR
主に用いられる疾患 
[てんかんのけいれん発作]
 小発作、焦点発作、精神運動発作、混合発作、およびてんかんに伴う不機嫌、易怒性などの性格行動障害の予防ならびに治療
副作用 
傾眠、失調・ふらつき、全身倦怠感、嘔気・悪心・嘔吐、食欲不振、胃腸障害 など
顆粒球減少、血小板減少および凝集能低下
関連項目 フェノバルビタール, プリミドン, フェニトイン, カルバマゼピン, エトスクシミド, トリメタジオン, クロナゼパム, ニトラゼパム, ジアゼパム, ゾニサミド, クロバザム,
ご注意

採血時期につきましては、【主な薬物検査の採血時期】をご参照下さい。

血中薬物検査のご依頼に当たっては、分離剤入り採血管は使用しないで下さい。測定値が分離剤の影響を受ける場合があります。

チャート 

主な薬物検査の採血時期

容  器  
採取容器
提出容器

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