WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04896

プロパフェノン

3L897-0000-022-205

血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

50~1500
経口 投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

項目
コード
検査項目

04896

プロパフェノン

3L897-0000-022-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

ヘパリン血漿
0.5

10

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

50~1500
経口 投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

3~5日

備考

項目

  • 有効治療濃度はプロパフェノンと5-OHプロパフェノンとの総量値です。
  • プロパフェノンおよび主代謝物である5-OHプロパフェノンの各定量値をご報告します。

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:プロノン

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

Naチャネル遮断薬で、頻脈性不整脈の治療薬である。代謝速度の個人差が大きいため血中濃度測定が有用である。

1.作用
 プロパフェノンは、頻脈性不整脈の治療薬である。Vaughan Williams分類では、Ⅰc群に属している。

 本剤の薬理作用はNaチャネルの抑制と活動電位持続時間の延長による抗不整脈作用である。肝臓で代謝され、2倍の生理活性を持つ5-OHプロパフェノンとなるが、個人によりその速度は異なる。未変化体、代謝物、抱合体の形で尿中へ排泄される。

 健康成人への100,200,300 mg経口投与でピークは1~2時間後にあり、半減期は2~3時間とされ、投与量による変化は認められない。

2.禁忌
 うっ血性心不全のある患者、高度の房室ブロック、高度の洞房ブロックのある患者、リトナビル、ミラベグロンまたはテラプレビルを投与中の患者には投与しない。

3.採血時期
 経口:次回投与直前(トラフ)。

【主に用いられる疾患】

不整脈

【副作用】

心不全めまい頭痛

関連疾患

I49.9.2:不整脈 I30-I52:その他の心疾患
I50.9.3:心不全 I30-I52:その他の心疾患
R42.1:めまい R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R51.16:頭痛 R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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