検査項目解説検査項目解説

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分野別:
入力コード 01052  統一コード 4F075 
項目名 5α-ジハイドロテストステロン(DHT)
dihydrotestosterone
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
RIA(硫安塩析法)
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 1
01
冷蔵
報告所要日数
8~14日
基準値  
ng/mL

M 0.20~1.00

F 0.05~0.30

臨床的
意義 
最も活性の強い男性ホルモンであるテストステロンの代謝産物。テストステロンとの同時測定で5α-reductase欠損症を診断。
   5α-ジヒドロテストステロン(DHT)は最も活性の強いアンドロゲンであるテストステロンの代謝産物である。精巣で産生されたテストステロンは、標的細胞において、細胞質内に存在する5α-reductaseにより変換され、DHTが生成される。DHTは精巣、前立腺、精嚢などに存在する特異的受容体(アンドロゲンレセプター)と結合して男性ホルモン作用を発現する。したがってテストステロンと同時に測定することにより5α-reductaseの欠損症の診断が行われる。

 DHTはアンドロゲンレセプター、5α-reductaseとともに前立腺などの標的臓器に高濃度で存在しているが、そのままの形ではなくDHTの代謝物として細胞外に放出されるため、DHTの標的臓器での濃度は、血中濃度には反映されない。

 DHTは成年男性において、テストステロンとの比が約9:1でほぼ一定していることから5α-reductaseの欠損症以外の目的ではテストステロン測定に比べてその臨床意義は少ない。

 女性においてはテストステロン/DHT比は男性よりかなり低い。
高値を示す病態 
[男性]
 男性ホルモン産生腫瘍

[女性]
 男性化副腎腫瘍
低値を示す病態 
精巣機能不全症
性分化異常症(5α-reductase欠損による男性仮性半陰陽)
関連項目 テストステロン, 遊離テストステロン,
チャート 

副腎皮質ホルモンの生合成の主要経路とそれに関与する酵素

先天性副腎皮質過形成の検査診断

容  器 
提出容器

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