WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05496

頸管腟分泌液中癌胎児性フィブロネクチンoncofetal fibronectin

5C111-0000-067-023

 

 

頸管腟分泌液

指定容器 

 

90

 

4週

EIA

陰性(-)

204

D015 23

免疫

2~4日

項目
コード
検査項目

05496

頸管腟分泌液中癌胎児性フィブロネクチンoncofetal fibronectin

5C111-0000-067-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

 

頸管腟分泌液

指定容器 

 

90

 

4週

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

陰性(-)

204

D015 23

免疫

2~4日

備考

検体

  • 必ず専用の採取器具を用い、抽出・濾過検体をご提出ください。
  • 検体採取は腟洗浄前に行ってください。
  • 検体中に精液が混入している場合は、その検体は使用しないでください。
  • 検体中に0.1%以上の血液混入が認められた場合は、正確な結果が得られない可能性があります。

診療報酬

  • 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/癌胎児性フィブロネクチン定性(頸管腟分泌液)
  • 実施料:204
  • 診療報酬区分:D015 23
  • 判断料区分:免疫学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「23」の癌胎児性フィブロネクチン定性(頸管膣分泌液)は、破水の診断のために妊娠満22週以上満37週未満の者を対象として測定した場合又は切迫早産の診断のために妊娠満22週以上満33週未満の者を対象として測定した場合のみ算定する。

■ 「23」の癌胎児性フィブロネクチン定性(頸管膣分泌液)及び「D007」血液化学検査の「45」腟分泌液中インスリン様成長因子結合蛋白1型(IGFBP-1)定性を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

破水の診断のために妊娠満22週以上満37週未満の者を対象として測定した場合または切迫早産の診断のために妊娠満22週以上満33週未満の者を対象とし実施した場合のみ算定できます。

容器

容器番号90:癌胎児性フィブロネクチン用容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: 抽出液
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 頸管腟分泌液中癌胎児性
    フィブロネクチン

参考文献

奥田直貴, 他: 医学と薬学 72, (9), 1591, 2015.
Lockwood, C. J. et al.: N. Engl. J. Med. 325, 669, 1991.

検査項目解説

臨床的意義

切迫流産や早産で腟頚管中に検出される胎児由来物質である。切迫早産の早期診断に有用な検査である。

 癌胎児性フィブロネクチンは、受精後20日目ごろから絨毛膜トロホブラスト細胞で産生され、羊水中や母体血中に高濃度で存在する。

 早産(妊娠22週以降37週未満の分娩)は、全分娩の5~10 %にみられる。原因としては前期破水、常位胎盤早期剥離、頚管無力症、妊娠中毒、多胎、前置胎盤などがあり、原因不明のものが30 %程度あるといわれている。特に24週以前で出生した早産児の生命予後は悪いといわれ、生存した場合でもさまざまな後遺症を残す場合が多い。

 切迫早産など、破水が生じた場合は、腟内に癌胎児性フィブロネクチンが認められる。正常妊婦では腟分泌液中に妊娠20週くらいまでは認められるが24週以降35週くらいまではほとんど検出されない。しかし、破水時には腟内に認められるようになる。

 本検査は、切迫早産の兆候を確認する際に用いられる検査である。

【陽性を示す疾患】

切迫早産

関連疾患

O60.0.1:切迫早産 O60-O75:早産
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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