検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 01138  統一コード 5D130 
項目名 CA19-9
carbohydrate antigen 19-9
実施料
130
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  CA19-9 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値  
U/mL

37.0 以下

臨床的
意義 
膵癌、胆道癌をはじめとする各種消化器癌で上昇する血中腫瘍マーカー。血液型Lewis抗原の影響を受ける。
   CA19-9は、Koprowskiら(1979)により結腸癌培養細胞株を免疫原として作製されたモノクローナル抗体NS19-9によって認識される血液型関連糖鎖抗原である。

 膵癌、胆道癌を始めとする各種消化器癌患者血中に高頻度かつ高濃度に検出され、優れた腫瘍マーカーとしてその臨床的評価が確立しており、最もよく測定される腫瘍マーカーの一つである。良性疾患における偽陽性率は低く、その場合も100U/mLを超えるような異常高値例は比較的稀である。

 CA19-9がLewis 血液型糖鎖に関連する抗原、すなわちsialosyl Leaであることは早くから明らかにされ、その血中濃度はLewis血液型の影響を受けるとする見解が一般的である。実際、免疫組織化学的検討においてLea陽性部位に一致して、あるいはその一部にCA19-9の局在が認められるという報告がなされている。

 日本人の約10%を占めるLe抗原陰性者では、膵癌などにおいてもCA19-9が低値に留まるとされているが、Le抗原陰性者でCA19-9高値を示す例がないわけではない。

 癌組織と非癌組織とでLewis抗原の表現型が異なるとの知見もあり、CA19-9とLewis血液型との関係にはなお検討すべき余地があるという意見もある。
高値を示す病態 
膵癌、肝細胞癌、胆道癌、肝内胆管癌、大腸癌、慢性膵炎、慢性肝炎、肝硬変、胆石症、消化管潰瘍
関連項目 SPan-1抗原, DUPAN-2, エラスターゼ1, シアリルLeX-i抗原(SLX), NCC-ST-439, シアリルTn抗原(STN),
備  考

本検査項目は唾液による汚染のため、高値異常を示す場合のあることが確認されています。ご提出の際、検体の取り扱いには十分ご注意下さい。

チャート 

腫瘍部位とマーカーの有用性

腫瘍マーカー値の生理的変動因子

容  器 
提出容器

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