検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
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入力コード 06982  統一コード 5F630 
項目名 ノロウイルス(SRSV)-RNA同定
Norovirus-RNA detection
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
RT-PCR法
検査材料
糞便
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 糞便 1g(小指大)
55
凍結(-20℃以下)
報告所要日数
3~5日
基準値  

検出せず

臨床的
意義 
主にカキなどの貝類の生食で感染する食中毒の原因ウイルス。冬期に流行し、急性胃腸炎を起こすが、重症化は少ない。
   ノロウイルス(Norovirus)は、食中毒を起こすウイルスで、非細菌性急性胃腸炎患者の糞便中からしばしば検出される。カリシウイルス科に分類され、直径は27~32nmでロタウイルスの半分と小さく、その遺伝子は約7.6kbの1本鎖のプラスRNAである。

 ノロウイルスは、従来電子顕微鏡で観察される形態学的分類から、小型球形ウイルス(small round structured virus-RNA detection; SRSV)と呼ばれていた。

 ノロウイルスの感染源は生の牡蛎(かき)やハマグリなど貝類であり、主な伝播経路については次のように考えられている。海水と一緒にノロウイルスが貝類の鰓(えら)に入り、中腸腺細胞で補足濃縮される。十分な加熱処理を加えずにこれらを食した場合、感染が成立する。牡蛎の生食は主に冬期間に行なわれるため、ノロウイルスの食中毒は10月から4月に多発する。しかしサラダやケーキが感染源とみられる報告も存在する。

 ヒトが唯一の感受性のある動物であり、ノロウイルスには増殖させるための培養細胞系や実験動物系がない。血清学的には多くのノロウイルスが存在するといわれるが形態学的に判別することはできない。検査はELISA法による抗原検査などがあるが、PCR法によるDNA診断がもっとも実用的なレベルに達している。

 ノロウイルスは、感染成立後1~2日の潜伏期を経て腹痛、下痢、嘔吐などで発症する。通常、血便はみられず、2~3日間のうちに比較的軽症で寛解する場合が多い。最近、ノロウイルスの院内感染例が報告されており、検体の採取のみならず、患者の糞便、衣類等の管理には注意が必要である。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取に当たっては十分ご注意下さい。他項目との重複依頼は避けて下さい。
陽性を示す病態
ノロウイルス感染症
備  考

必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出下さい。(同一検体で遺伝子検査以外の項目との重複依頼は避けて下さい)

吐物(2mL) (容器番号 55)でも検査可。

容  器 
提出容器

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