WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04910

塗抹鏡検<グラム染色>

6A010-0000-099-704

尿・喀痰/その他

冷蔵凍結不可

グラム染色

64

D017 3

微生

2~3日

項目
コード
検査項目

04910

塗抹鏡検<グラム染色>

6A010-0000-099-704

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
尿・喀痰/その他

冷蔵凍結不可

グラム染色
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

64

D017 3

微生

2~3日

備考

検体

  • 糞便材料では一般細菌および真菌の塗抹検査は実施していません(ただし、キャンピロバクター鏡検を除く)。
  • 喀痰材料を用いたグラム染色ではGeckler分類(顕微鏡的喀痰性状の評価)もご報告します。

容器

  • ※チャート参照:主な微生物輸送培地・容器

「微生物学検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]微生物学検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください(項目に依頼書の指定があるものを除く)。また、注意事項がありますので、「微生物学検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    喀痰をご提出の場合は、「喀痰の品質評価について」(チャート参照)をご参照ください。
    検査の報告表記については、「塗抹検査の報告表記」(チャート参照)、「培養同定検査の報告表記」(チャート参照)をご参照ください。

診療報酬

  • 保険名称:排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査/その他のもの
  • 実施料:64
  • 診療報酬区分:D017 3
  • 判断料区分:微生物学的検査

染色の有無および方法の如何にかかわらず、2種類以上用いた場合であっても、1回としての算定となります。

チャート

主な微生物輸送培地・容器

検査項目解説

臨床的意義

尿・喀痰などに含まれる細菌をグラム染色にて調べる検査である。各種細菌感染症のスクリーニングに適する最も基本的な検査である。

 本検査は、感染部位の細菌の有無と種類、および菌の量を迅速に把握する検査である。

 グラム染色された細菌は、その形態および染色性によってある程度その菌種が推定できる。このため、グラム染色所見より、起因菌と推定される細菌像が認められた場合に早期の抗生剤選択投与が可能となる。

 塗抹で細菌が認められても、培養で細菌の発育が認められない場合がある。その例として、好気培養で発育できない菌(嫌気性菌など)、抗菌剤など薬剤の影響で発育できないか死滅した菌、長期間培養が必要(遅育菌)か、特別な培地でないと発育できない菌の場合が挙げられる。

 血液や穿刺液など、本来無菌である材料から菌が認められれば、起因菌の可能性が考えられる。一方、皮膚など本来菌が常在する場所では、菌がいることよりも菌の種類が問題となる。また、検体採取時の汚染を考慮に入れた判断が必要である。

 尿の場合は、採取時の雑菌汚染が考えられるため、菌量および白血球数も考慮の上の判断が必要である。特に女性には腟常在菌であるlactobacillusの混入が多いので注意を要する。

 喀痰などの呼吸器系材料は多くの口腔内常在菌が混入しているため、当社では再検の目安として、唾液の混入が多いものはその旨コメントを表示している。

【陽性を示す疾患】

細菌感染症

関連疾患

A49.9.11:細菌感染症 A30-A49:細菌性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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