WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

20136

FAX

LD(LDH)
(乳酸脱水素酵素)

3B050-0000-023-279

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2日

冷蔵

IFCC標準化対応法(UV)

U/L

124~222

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

20136

FAX

LD(LDH)
(乳酸脱水素酵素)

3B050-0000-023-279

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2日

冷蔵

IFCC標準化対応法(UV)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/L

124~222

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

備考

項目

  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準

検体

  • 溶血検体は高値を示す場合があります。
  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)
  • 実施料:包括11
  • 診療報酬区分:D007 1
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

チャート

緊急報告対象項目とその基準
多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

日本臨床化学会: 臨床化学 19, 228, 1990.

検査項目解説

臨床的意義

多くの組織や臓器に分布する酵素である。貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。

 乳酸脱水素酵素(LD)は、可溶性分画に属する酵素で、多くの組織や臓器に広く分布している。

 LDが含まれている臓器が損傷を受けると、その組織からLDが逸脱し血中濃度が上昇する。通常はスクリーニングとして総活性を測定し、高値の場合にアイソザイムを測定し損傷臓器を推定する。

 また、同時にAST(GOT)を測定しLD/AST比をとる。LD/AST比が高値の場合には、悪性腫瘍や溶血性疾患が疑われる。LD/AST比の上昇が中等度の場合では、感染症か肝臓以外の実質性の臓器障害が考えられ、悪性腫瘍が存在する可能性もある。このため、LD/AST比に中等度の上昇がみられる場合では、各種画像診断の他、推定される臓器に関する腫瘍マーカーの検査を行う。LD/AST比が低い場合は、肝疾患が疑われる。

 赤血球中にはLD(1,2型)が多量に含まれているため、溶血により高値になる。そのため、報告書コメントに溶血(+)とある場合は、ASTやCKを参照し、影響を考慮する必要がある。

 採血時の注意点として、運動の影響を受けて上昇するため、採血前には激しい運動は避けることが挙げられる。

【高値を示す疾患】

急性肝炎悪性腫瘍白血病悪性貧血溶血性貧血急性心筋梗塞感染症

関連疾患

B17.9.3:急性肝炎 B15-B19:ウイルス性肝炎
C80.9.7:悪性腫瘍 C76-C80:その他の部位不明腫瘍
C95.9.1:白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D51.0.2:悪性貧血 D50-D53:栄養性・出血性貧血
D55-D59:溶血性貧血 D55-D59:溶血性貧血
I21.9.5:急性心筋梗塞 I20-I25:虚血性心疾患
B99-B99:感染症 B99-B99:感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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