検査項目解説検査項目解説

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分野別:
入力コード 01549  統一コード 3B255 
項目名 リゾチーム(ムラミダーゼ) 〈血清〉
lysozyme (muramidase), serum
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
比濁法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
凍結
報告所要日数
3~6日
基準値  
μg/mL

4.2~11.5

臨床的
意義 
溶菌現象により生体防御に働く酵素。単球性白血病で血中、尿中に増加。
   リゾチームは、別名ムラミダーゼとも呼ばれ、1922年にペニシリンの発見者であるフレミングにより、ヒトの体液中から細菌に対する溶菌酵素として発見された。リゾチームはアミノ酸129個からなり、分子量は14,602、ムコ多糖類で構成される。菌体膜に働いて、β-(1→4)glycoside結合を加水分解する作用をもつ。

 リゾチームの生体内での生理的意義に関しては明らかになっていない点も多いが、ほとんどが好中球や単球などに由来し、あらゆる組織や体液に存在することから第一次の生体防御に関係していると考えられている。

 リゾチームは低分子蛋白であるので糸球体を容易に濾過するが、微量かつ不安定であるため通常はほとんど尿中に認められない。

 急性単球性白血病や急性骨髄単球性白血病患者では、血清中や尿中に多量に出現する。急性骨髄性白血病の血中で正常~やや増加、急性・慢性のリンパ系白血病では正常~やや低下するといわれる。また、ホジキンリンパ腫でステージに応じて微妙だが増加するという報告がある。

 リゾチームは比較的不安定であるので迅速に血清分離し、凍結保存するのが望ましい。
高値を示す病態 
[血中]
 急性骨髄単球性白血病、急性単球性白血病、急性・慢性骨髄性白血病、慢性糸球体腎炎、悪性黒色腫

[尿中]
 急性骨髄単球性白血病、急性単球性白血病、慢性糸球体腎炎
低値を示す病態
低値側の臨床的意義は少ない
容  器 
提出容器

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