検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

分野別:
入力コード 07261  統一コード 3B339 
項目名 ペプシノゲン(PG) 《CLIA》
pepsinogen
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値  

※チャート欄参照

臨床的
意義 
消化性潰瘍や胃癌の危険予知マーカー。胃癌のスクリーニング、慢性萎縮性胃炎の診断や胃液分泌状態の把握に用いられる。
   ペプシノゲンは、胃粘膜に分泌される蛋白分解酵素で、消化性潰瘍の成因に関与する攻撃因子ペプシンの不活性前駆体である。ペプシノゲンⅠ(PGⅠ)は胃底腺領域に存在し、ペプシノゲンⅡ(PGⅡ)は胃底腺、噴門腺、幽門腺、十二指腸腺に存在する。これらを同時測定することにより消化性潰瘍や胃癌のスクリーニング、萎縮性胃炎の診断や胃液分泌状態の把握などに応用することができる。

 胃癌の先行病変として慢性萎縮性胃炎が知られており、萎縮性変化が強い人ほど高率に胃癌が発見されている。現時点では胃癌に特異的な血中腫瘍マーカーはほとんど存在しないため、胃癌のスクリーニングとしてPGの用途が注目されている。X線による胃透視検査に匹敵、あるいはそれ以上の感度を有するとの報告もある。

 PGⅠは胃粘膜の酸分泌能とよく相関するといわれ、消化性潰瘍症例では高値が認められることが多い。

 PGⅠ濃度と、PGⅠ/PGⅡ比が慢性胃炎の診断に用いられる。すなわち胃粘膜における萎縮性変化が広範囲に及んでくると主細胞や壁細胞が減少し、その分泌能が低下するためにPGⅠ値も低下し、それに伴いPGⅠ/PGⅡ比も低下する。

 また前庭部や十二指腸部に局在するガストリンの分布はPGⅡの分布と近いために、ガストリンとPGⅡは有意の相関を示すといわれる。

 慢性腎不全では排泄障害により高値を認めることが報告されている。
高値を示す病態
消化性潰瘍(特にPGⅠ高値)、慢性腎不全
低値を示す病態
萎縮性胃疾患(PGⅠ、PGⅠ/PGⅡとも低値)、胃癌
関連項目 ガストリン, ヘリコバクター・ピロリ抗体, 尿素呼気試験《IR》, 尿素呼気試験(ピロニック®), 便中ヘリコバクター・ピロリ抗原,
チャート 

ペプシノゲン(PG)による胃粘膜萎縮度の判定基準

容  器 
提出容器

ページを閉じる