検査項目解説検査項目解説

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分野別:
入力コード 15070  統一コード 2C105 
項目名 チミジンキナーゼ活性(TK)
thymidine kinase,activity
実施料
233
判断料区分 血液 
健康保険名称  デオキシチミジンキナーゼ(TK)活性 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
2~5日
基準値  
U/L

7.5 以下

臨床的
意義 
DNAの合成酵素で、細胞分裂の活発さの指標。血液系の悪性腫瘍や、ウイルス感染症で高値。
   チミジンキナーゼ(TK)活性は、DNA合成においてサルベージ経路に作用する酵素である。すなわち、デオキシヌクレオチド生合成の再利用系に働く酵素で、チミジンがDNA代謝に組み込まれる際、チミジンの1リン酸エステルへの変換を触媒するDNA合成酵素である。

 TK活性は、細胞の分裂増殖がどの程度活発であるかの指標となっている。前述のようにDNA合成に関与する酵素であるため、TK活性は細胞分裂増殖が亢進する疾患において高値となる。ゆえに、悪性増殖性疾患、特に白血病や多発性骨髄腫など血液系悪性腫瘍の病勢判定に有用である。すなわち、急性非リンパ球性白血病(ANLL)、非ホジキンリンパ腫(NHL)、成人T細胞性白血病(ATL)、慢性骨髄性白血病(CML)などで高値を示す。なかでもNHLでは悪性度が高いほど高値となり、治療前のTK活性が10 U/L以上のグループは、10 U/L未満のグループより予後不良とされている。さらにCMLにおいては、慢性期には軽度高値であるが、急性転化時には著しい高値をとるという報告もある。

 EBウイルスやサイトメガロウイルス、風疹ウイルス感染症でもTK活性の上昇をみることがある。
高値を示す病態 
白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、ウイルス感染症(EBウイルス、サイトメガロウイルス、風疹) など
関連項目 LD(LDH)(乳酸脱水素酵素), 白血病・リンパ腫解析(LLA)《FSC-SSC法》, 白血病・リンパ腫解析(LLA)《CD45ゲーティング法》,
算定備考

造血器腫瘍の診断または治療効果判定のために行った場合に算定できます。

容  器 
提出容器

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