検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
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入力コード 25714  統一コード 3L802 
項目名 ベプリジル
Bepridil
実施料
[470]
判断料区分  
健康保険名称  イ 特定薬剤治療管理料1 不整脈用剤 
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
EDTA血漿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 EDTA血漿 0.3
14 → 02
凍結
報告所要日数
3~4日
有効治療濃度  
ng/mL

250~800

臨床的
意義 
持続性心房細動や心室性の頻脈性不整脈、狭心症の治療薬。
QT時間の延長と催不整脈作用に注意しながら血中濃度を測定。
  1. 作用機序と体内動態
 ペプリジル(商品名ベプリコール®)は、心筋細胞のNa+、K+およびCa++チャネルの抑制を通じ頻脈性不整脈(心室性)を抑える抗不整脈剤である。Vaughan Williams 分類のクラスI、Ⅲ、Ⅳの不整脈に有効とされ、心房筋、心室筋、プルキンエ線維などの最大脱分極速度を減少させ、不応期を延長させることで抗不整脈作用を示す。またベプリジルは、冠血管の拡張作用、心拍数や末梢血管抵抗を抑える作用を持つため、狭心症の治療にも用いられ、持続性心房細動に関する効能も認められている。
 本剤を虚血性心疾患や心筋症など器質的心疾患を有する持続性心房細動患者に用いる場合、著明な心電図QT 延長に引き続く催不整脈作用があらわれることがあるため、投与は少量から開始し、治療上必要な最小限にとどめるとともに、頻回の心電図検査が推奨される。腎機能障害のある患者では代謝排泄遅延により、副作用が出現するおそれがあるため、とくに血中濃度測定が推奨される。本剤は、血中濃度が定常状態に達するまで通常3週間を要するため、採血のタイミングにも注意が必要である。
 100mg を単回経口投与した場合の体内動態はCmax : 124.6±18.8μg/mL、Tmax : 3.1±0.3時間、T1/2 : 3.4±0.2時間とされている。(インタビューフォームによる)
 また、持続性心房細動および頻脈性不整脈(心室性)で他の抗不整脈薬が使用できないか、又は無効の場合に本剤の使用が認められている。
2.禁忌
 1. うっ血性心不全のある患者、2. 高度の刺激伝導障害(房室ブロック、洞房ブロック)のある患者、3. 著明な洞性徐脈のある患者、4. 著明なQT延長のある患者、5. 妊婦又は妊娠している可能性のある患者、6. HIV プロテアーゼ阻害剤(リトナビル、アンプレナビル)を投与中の患者
【商品名】ベプリコール
【剤型】錠剤
主に用いられる疾患 
下記の状態で他の抗不整脈薬が使用できないか、又は無効の場合
 持続性心房細動、頻脈性不整脈(心室性)、狭心症
副作用 
QT延長、心室頻拍、心室細動、洞停止、房室ブロック、無顆粒球症、間質性肺炎
備  考

血清での受託も可能ですが分離剤入り採血管を使用しないで下さい。測定値が分離剤の影響を受ける場合があります。

チャート 

主な薬物検査の採血時期

容  器  
採取容器
提出容器

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