WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01610

ゲンタマイシン

3M606-0000-023-024

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EMIT

μg/mL

グラム陰性菌感染症
に対する標準治療
ピーク 15~20
トラフ 1 未満

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

項目
コード
検査項目

01610

ゲンタマイシン

3M606-0000-023-024

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

EMIT
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

グラム陰性菌感染症
に対する標準治療
ピーク 15~20
トラフ 1 未満

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

備考

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:ゲンタシン、エルタシン
  • 採血時期
    点滴開始1時間後(30分で投与した場合は、終了30分後)(ピーク)
    投与前30分以内(トラフ)

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Jolley, M. E. et al.: Clin. Chem. 27, 1575, 1981.

検査項目解説

臨床的意義

代表的なアミノグリコシド系抗生物質である。排泄は腎機能に依存し、血中濃度測定が重要である。

1.作用
 ゲンタマイシンは、細菌自らが生存するために行うタンパク質合成を阻害する抗生剤で、その作用は殺菌的である。広い抗菌スペクトルを持つが、本剤を含むアミノグリコシド系抗生剤は一般に経口投与ではほとんど吸収されないので、全身感染症の場合は筋注・静注で投与される。皮膚科用・眼科用の外用製剤では大部分の嫌気性菌に対して抗菌力を示さない。

 本剤は生体内では代謝されず、ほとんどが腎臓から排泄される腎機能依存型の薬剤である。副作用には腎障害や第Ⅷ脳神経障害が知られている。このため血清クレアチニン値と本剤の血中濃度をみながら慎重に投与量を決める必要がある。また、腎障害の副作用を早期に発見する目的で、継続的に尿沈渣のモニタリングを行い、円柱などの出現時には他の抗生剤への変更も考慮する。

 腎機能が正常な成人に60 mg筋注した場合、血中濃度は30分後にピークに達するといわれている。

2.禁忌
 本剤ならびに他のアミノグリコシド系抗生物質、およびバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者には投与しない。

3.採血時期
 点滴開始1時間後(30分で投与した場合,終了30分後)(ピーク)。
 投与前30分以内(トラフ)。

【主に用いられる疾患】

緑膿菌感染症

【副作用】

急性腎障害めまいショック

関連疾患

A49.8.13:緑膿菌感染症 A30-A49:細菌性疾患
N28.8.2:急性腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
R42.1:めまい R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R57.9.1:ショック R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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