検査項目解説

掲載内容は、2014年4月1日までの情報です。ご注意下さい。

入力コード 04161 
項目名 バンコマイシン
vancomycin
実施料 
[470]
判断料区分  
健康保険名称  グリコペプチド系抗生物質<> バンコマイシン<> テイコプラニン 
検査方法
LA(ラテックス凝集比濁法)
検査材料 
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
 1  血清   0.3
03 → 02 ※チャート欄参照
冷蔵
検体の安定性 4週
報告所要日数
2〜3日
有効治療濃度  
μg/mL

Trough 10〜20μg/mL

臨床的意義  MRSAに有効なグリコペプチド系抗生物質。腎機能障害患者で排泄率が低下するため血中濃度測定が有用。
  1. 作用
 細菌の細胞壁合成阻害により効果を発揮し、細菌の細胞膜透過性とRNA合成を変化させる殺菌的な抗菌剤である。メチシリン・セフェム耐性黄色ブドウ球菌に優れた抗菌力をもち、グラム陰性菌にはほとんど抗菌力を示さない。経口投与ではほとんど吸収されず、高い消化管濃度が得られる。

 健常成人に1回0.5または1g点滴静注後の累積尿中排泄率は投与後24時間までに85%、72時間までに90%以上であるが、腎機能障害患者において排泄率の低下がみられるので、血中濃度をみながら投与量並びに投与間隔の適切な調節が必要である。

2. 禁忌
 バンコマイシン、または本剤の成分によるショックの既往歴のある患者には投与しない。

3. 採血時期
 次回投与直前(トラフ)および
 点滴終了後1〜2時間(ピーク)
【主な商品名】塩酸バンコマイシン
【剤型】散剤、注射液
主に用いられる疾患 
骨髄移植時の消化管内殺菌、クロストリジウム・ディフィシルによる偽膜性大腸炎、メチシリン・セフェム耐性の黄色ブドウ球菌による感染症(敗血症、感染性心内膜炎、骨髄炎、肺炎、腹膜炎、髄膜炎、手術創等の表在性二次感染など)
副作用 
下痢、嘔吐、食欲不振、口内炎、ショック、過敏症、消化器異常、肝機能障害、腎機能障害 など
関連項目 ゲンタマイシン、 トブラマイシン、 アミカシン、 アルベカシン、 テイコプラニン、 リバビリン
ご注意

採血時期につきましては、【主な薬物検査の採血時期】をご参照下さい。

血中薬物検査のご依頼に当たっては、分離剤入り採血管は使用しないで下さい。測定値が分離剤の影響を受ける場合があります。

チャート 

主な薬物検査の採血時期

容  器  
採取容器
提出容器

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