検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 00524  統一コード 3L320 
項目名 リチウム
Lithium carbonated
実施料
[470]
判断料区分  
健康保険名称  イ 特定薬剤治療管理料1 リチウム製剤 
検査方法
原子吸光法
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
03 → 02
冷蔵
報告所要日数
2~3日
有効治療濃度  
mEq/L

0.3~1.2

(早朝服薬前)

※(1)血清リチウム濃度が1.5mEq/Lを超えたときは臨床症状の観察を十分に行い、必要に応じて減量または休薬等の処置を行なって下さい。
(2)血清リチウム濃度が2.0mEq/Lを超えたときは過量投与による中毒を起こすことがあるので、減量または休薬して下さい。

臨床的
意義 
双極性障害・躁状態の治療薬。中毒の予防と服薬コンプライアンスを見る目的で血中濃度を測定。
  1. 作用
 双極性障害の躁状態に経口投与される向精神薬である。作用機序は完全に解明されていないが、中枢神経系のノルアドレナリン作動系、ドーパミン作動系、5HT作動系で、際立った作用機序になるものはなく、多くの作用が複合的に関連して作用するものと考えられている。過量投与による中毒予防のほか、きちんと服用されているかコンプライアンスをみる目的でも血中濃度が測定される。

 健康正常人に経口投与後、速やかに吸収され約3時間後には最高濃度に達し半減期は約10時間、約60%が24時間以内に尿中に排泄される。加齢とともに排泄速度は低下する。また、利尿剤を併用すると腎での再吸収が促進し、血中濃度は増加する。

2. 禁忌
 てんかん等の脳波異常のある患者、重篤な心疾患のある患者、リチウムの体内貯留を起こしやすい状態にある患者(腎障害のある患者、衰弱または脱水状態にある患者、発熱や発汗または下痢を伴う疾患のある患者、食塩制限患者、サイアザイド系利尿剤が投与されている患者)、妊娠または妊娠している可能性のある婦人には投与を行わない。

3. 採血時期
 次回投与直前(トラフ)。
【主な商品名】リーマス
主に用いられる疾患
双極性障害の躁状態
副作用 
リチウム中毒:嘔気、嘔吐、下痢、食欲不振、運動障害・失調、徐脈、脱力、傾眠、めまい、発熱、発汗 など
関連項目 クロルプロマジン, ハロペリドール, ブロムペリドール, 三・四環系抗うつ薬スクリーニング, アミトリプチリン・ノルトリプチリン, イミプラミン・デシプラミン,
ご注意

採血時期につきましては、【主な薬物検査の採血時期】をご参照下さい。

血中薬物検査のご依頼に当たっては、分離剤入り採血管は使用しないで下さい。測定値が分離剤の影響を受ける場合があります。

チャート 

主な薬物検査の採血時期

容  器  
採取容器
提出容器

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