WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27041 |
ジヒドロコデイン |
単独検体
|
25 |
1週 冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) | 検出せず |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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27041 |
ジヒドロコデイン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体
|
25 |
1週 冷蔵 |
EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
3~4日 |
備考
項目
- スクリーニング検査で陰性が確定しなかった場合は、LC-MS/MSにて確認後にご報告します。
検体
- 必ず専用検体としてご提出ください。
日数
- 確認検査実施時の所要日数は5~6日(スクリーニング検査を含む)です。
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
検査項目解説
臨床的意義
鎮咳作用のあるオピオイド系薬剤である。規制区分では麻薬に区分されておりスクリーニング検査で陰性が確定しなかった場合に確認検査が実施される。
ジヒドロコデイン(C18H23NO3・H3PO4)は、オピオイド系の麻薬性の中枢性鎮咳薬である。
規制区分では麻薬に区分されており、乱用が社会問題になっている。
各種呼吸器疾患における鎮咳、疼痛時における鎮痛、激しい下痢症状の改善などに用いられる。また、連用によって身体的依存を生じる恐れがあるため、過度な長期連用には注意する必要がある。
主な作用機序として、μ、κ、δの3種類あるとされるオピオイド受容体のうち、主にμ受容体に作用して、中枢神経および消化器系に対する作用をあらわすが、σおよびκ受容体に対する親和性も有する。薬理作用は質的にはモルヒネに準じる。脳幹の延髄にある咳のコントロール部である咳中枢を抑制することで鎮咳作用を発揮し、反射作用によって起こる呼吸運動に対しても抑制作用がある。
本検査では規制薬の検査としてスクリーニング検査を行い、陰性が確定しなかった場合に確認検査を実施する。
【陽性を示す疾患】
麻薬および精神変容薬による中毒
関連疾患
T40:麻薬および精神変容薬による中毒 → T36-T50:薬物・薬剤による毒作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.