WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30326

抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体[甲状腺]
(TPO-Ab)

5G285-0000-023-051

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

CLIA

IU/mL

5.61 未満

包括142

D014 10

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

30326

抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体[甲状腺]
(TPO-Ab)

5G285-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

IU/mL

5.61 未満

包括142

D014 10

免疫

2~3日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体
  • 実施料:包括142
  • 診療報酬区分:D014 10
  • 判断料区分:免疫学的検査

「抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体」と「マイクロゾームテスト(抗マイクロゾーム抗体)」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

峯尾真澄, 他: 医学と薬学 68, (6), 1013, 2012.

検査項目解説

臨床的意義

甲状腺マイクロゾーム抗体と同一の検査である。橋本病、バセドウ病で上昇し、診断に有用である。

 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPO-Ab)は、甲状腺自己抗体として、サイログロブリン抗体とともに代表的なものである。従来は抗マイクロゾーム抗体といわれ、甲状腺マイクロゾーム分画に存在する物質に対する抗体であった。この抗体の主要抗原は甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)であることが分かり、抗TPO抗体と呼ばれるようになった。

 抗TPO抗体は細胞障害性があり、甲状腺組織の崩壊に伴う腫大(甲状腺腫)がみられる場合にまず測定される抗体である。バセドウ病の90 %、橋本病のほぼ100 %で抗TPO抗体が高値を示す。

 甲状腺ホルモン投与で低力価になることがあり、妊娠や出産で変動することがある。特に産後3~6カ月で免疫抑制状態からの反跳現象で値が上昇することがある。

【高値を示す疾患】

バセドウ病橋本病

関連疾患

E05.0.2:バセドウ病 E00-E07:甲状腺疾患
E06.3.4:橋本病 E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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