検査項目解説

掲載内容は、2014年10月1日までの情報です。ご注意下さい。

入力コード 26193 
項目名 TSH刺激性レセプター抗体(TSAb)(甲状腺刺激抗体)
TSH stimulating antibody (TSH stimulating immunoglobulin)
実施料 
350
判断料区分 免疫 
健康保険名称  甲状腺刺激抗体(TSAb) 
検査方法
EIA
検査材料 
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
 1  血清   0.5
01
凍結
報告所要日数
3〜6日
基準値  
%

120 以下

臨床的意義  甲状腺機能亢進症で陽性率が高く、抗体価と亢進症の病勢がよく相関する自己抗体。
   TSHレセプターは分子量約100kDaの糖蛋白で、これにTSHが結合すると活性化される。このレセプターに対する自己抗体がバセドウ病で血中に出現し、甲状腺機能を亢進させる。

 この抗体は通常TSHレセプター抗体と呼ばれTSHがレセプターと結合するのを阻止するため、TSH結合阻止抗体(TBII)ともいわれる。しかし抗体のなかには甲状腺刺激活性をもつものがあり、バセドウ病における亢進状態はこれに起因する。その一方、TSHによる刺激を阻害するもの(甲状腺刺激阻止抗体)も知られており、甲状腺機能低下症をおこすことがある。

 本検査は甲状腺刺激性自己抗体活性をみる検査であり、TSH刺激性自己抗体(TSAb)と呼ばれる。これは、被検血清をブタ甲状腺培養細胞に反応させ、産生されたサイクリックAMP量を測定して刺激活性をみるものである。健康保険にも収載され、また疾患特異性も高いため、バセドウ病の鑑別疾患に有用とされている。TSAbは甲状腺機能亢進症の程度とよく相関するといわれている。
高値を示す病態
バセドウ病、euthyroid Graves'病、橋本病
低値を示す病態
低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 サイロイドテスト(抗サイログロブリン抗体)、 マイクロゾームテスト(抗マイクロゾーム抗体)、 甲状腺刺激ホルモン(TSH)、 総サイロキシン(T4)、 トリヨードサイロニン(T3)、 遊離サイロキシン(FT4)、 遊離トリヨードサイロニン(FT3)、 抗サイログロブリン抗体(Tg-Ab)、 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPO-Ab)、 TSHレセプター抗体定量(TRAb定量)
備  考

血清以外は検査不可。

容  器 
提出容器

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