検査項目解説検査項目解説

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入力コード 26628  統一コード 4C026 
項目名 副甲状腺ホルモンwhole(whole PTH)
whole-PTH, bio-Intact
実施料
175
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  副甲状腺ホルモン(PTH) 
検査方法
CLEIA
検査材料
EDTA血漿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 EDTA血漿 0.4
14 → 02
凍結
報告所要日数
2~3日
基準値  
pg/mL

8.3~38.7

臨床的
意義 
血中カルシウム濃度を上昇させるホルモン。副甲状腺疾患や骨疾患の鑑別に用いられる。
   副甲状腺ホルモン(PTH)は最も重要なカルシウム調節ホルモンであり、84個のアミノ酸から構成されている。完全分子型である場合はPTHインタクトと呼ばれ、蛋白分解酵素によりN末端、C末端、中間部の三つのフラグメントに分解される。

 PTHはN末端に生理活性を有し、C末端フラグメントは生物学的には不活性であるが、血中半減期が長く安定である。一方、C末端フラグメントは腎より排泄されるので、腎不全例では排泄不良のため血中で高値をみることがあるが、インタクトはその影響を受けにくく、また生理的活性があるので現在では最もよく測定される。ただし、不活化を防ぐために採血後ただちに冷却下で血漿を分離する必要がある。

 PTHは血清カルシウム濃度の恒常性を維持するホルモンであるため、カルシウム値は原発性副甲状腺機能亢進症で高値になり、低下症では低値になる。また、外的要因に対してこの恒常性を維持するためPTH濃度はカルシウム濃度を正常化する方向に働く。このため、低カルシウム血症の場合にPTHは上昇し、高カルシウム血症の場合は低値になる。

 一般的に副甲状腺機能低下症の場合は、低値側に感度がよい高感度PTHを測定した方が有用である。

 また、悪性腫瘍に合併する高カルシウム血症の場合は、アミノ酸141個からなるPTH関連蛋白(PTH-rP)を腫瘍が産生している場合がしばしば存在する。その場合にはPTH-rPを測定するのがよい。
高値を示す病態 
原発性・続発性副甲状腺機能亢進症、偽性副甲状腺機能低下症
低値を示す病態
特発性・術後性副甲状腺機能低下症
備  考

血清も検査可(急速凝固管による血清は避けて下さい)。

必ず血漿分離の上ご提出下さい。PTHは採血後、直ちに冷却下で血漿を分離することで不活性化を防ぎます。

算定備考

「副甲状腺ホルモン(PTH)」として一連の算定となります。

容  器  
採取容器
提出容器

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