検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
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分野別:
入力コード 09899  統一コード 4F030 
項目名 エストリオール(E3)
estriol, serum
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
RIA(硫安塩析法)
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 1
01
凍結
報告所要日数
8~14日
基準値  
pg/mL

※チャート欄参照

臨床的
意義 
女性の性腺ホルモン検査。妊娠が進むにつれて最も顕著に増加するエストロゲンである。胎児胎盤機能を反映。
   エストリオール(E3)は水酸基を3個もつエストロジェン(女性ホルモンの一種)である。主要なエストロゲン、E1、E2、E3のなかで最も多量に尿中に排泄されるE1、E2の代謝産物であり、他のエストロゲンと比べ卵巣での産生は少ない。妊婦でよく測定され、妊娠週数が進むにつれて最も顕著に増加し、妊娠後期では総エストロゲンの約90%を占める。

 E3は前駆物質が胎児副腎で産生され、胎盤で芳香族化されて合成されるため、胎児胎盤機能検査として特に尿中での測定が有用である。

 ただし、胎児が健全に発育していても胎盤酵素欠損症がある場合は尿中E3値は低値を示す。またRh式血液型不適合妊娠や糖尿病合併症例で胎児予後が悪い場合でも低値を示さない場合があるので注意を要する。

 E3と異なりヒト胎盤性ラクトジェン(HPL)は胎盤自体の状態のマーカーであり胎児の関与が少ないことと、E3に偽陽性が出る可能性があることから、これらの同時測定が有用である。
高値を示す病態
巨大児妊娠、多胎妊娠 など
低値を示す病態 
子宮内胎児死亡、子宮内胎児発育不全、無脳児妊娠、胎盤酵素欠損症(胎盤サルファターゼ欠損症、胎盤アロマターゼ欠損症) など
関連項目 黄体形成ホルモン(LH), 卵胞刺激ホルモン(FSH), 総エストロジェン・非妊婦, エストラジオール(E2), ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG) 〈血清〉, ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG) 〈尿〉, ヒト胎盤性ラクトジェン(HPL),
備  考

妊娠の有無、妊娠週数を必ずご記入下さい。

チャート 

「エストロジェン」基準値

副腎皮質ホルモンの生合成の主要経路とそれに関与する酵素

エストロジェンの代謝経路

容  器 
提出容器

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