WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01066

ヒト絨毛性ゴナドトロピン 〈血清〉
(HCG)

4F080-0000-023-023

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

FEIA

mIU/mL

包括134

D008 21

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

01066

ヒト絨毛性ゴナドトロピン 〈血清〉
(HCG)

4F080-0000-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

FEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mIU/mL

包括134

D008 21

生Ⅱ

2~3日

備考

依頼

  • 妊娠の有無、妊娠週数を必ず明記してください。

基準

  • チャート参照:「HCG」基準値

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)定量
  • 実施料:包括134
  • 診療報酬区分:D008 21
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

「HCG定性」「遊離HCG-β」を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定できます。

チャート

「HCG」基準値

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

斉藤 裕, 他: ホルモンと臨床 40, 651, 1992.

検査項目解説

臨床的意義

胎盤絨毛細胞から分泌される性腺刺激ホルモンである。妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに用いられる。

 ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)は、胎盤絨毛細胞から分泌される分子量約38,000の性腺刺激ホルモンである。αとβの2つのサブユニットからなり、αサブユニットは他の下垂体前葉ホルモンのものと共通である。妊娠によって大量に分泌され、妊娠の診断や絨毛性疾患の管理などに広く用いられる。

 現在用いられている検査法では、排卵後10日程度で検出されはじめ、妊娠9~12週くらいまで急速に上昇する。画像診断と併せてHCGを測定し、正常妊娠か、胞状奇胎や子宮外妊娠かを鑑別するのに有用である。

 胞状奇胎ではHCGは高値を示すが、ヒト胎盤性ラクトゲン(HPLは)一般に低値である。絨毛癌ではβ-HCGが産生されることが多いので同時に測定することが望ましい。

 絨毛性疾患以外でも、異所性HCG産生腫瘍として卵巣癌、胃癌、肺癌などのマーカーにも使われることがある。

【高値を示す疾患】

胞状奇胎絨毛性疾患妊娠

【低値を示す疾患】

子宮外妊娠切迫流産早産

関連疾患

O01.9.1:胞状奇胎 O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
O01.9.2:絨毛性疾患 O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
Z33.1:妊娠 Z30-Z39:妊娠による影響
O00:子宮外妊娠 O00-O08:絨毛性疾患・子宮外妊娠
O20.0.1:切迫流産 O20-O29:母体障害
O60.1:早産 O60-O75:早産
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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