検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
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入力コード 03922  統一コード 4Z270 
項目名 ヒト心房性Na利尿ペプチド(hANP)
human atrial natriuretic peptide
実施料
227
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  心房性Na利尿ペプチド(ANP) 
検査方法
FEIA
検査材料
血漿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血漿 0.3
08 → 02
凍結
報告所要日数
2~3日
基準値  
pg/mL

43.0 以下

臨床的
意義 
主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモン。各種心疾患および腎疾患で重症度に並行して高値となる。
   心房性Na利尿ポリペプチド(ANP)は、主として心房で合成・貯蔵され血中に分泌されるホルモンである。Na利尿、血管拡張、レニン・アルドステロン分泌抑制、循環血漿量減少など多彩な生理作用を介して生体の体液バランスならびに血圧調節に関与すると考えられている。その分泌は心房圧による心房筋の伸展により刺激されることから、ANPが高値を呈する場合、心房負荷や循環血漿量増加をきたす病態の存在が示唆される。

 血漿ANP濃度は各種心疾患および腎疾患で重症度に平行して高値を示す。実際、心不全患者の心内圧とANP濃度は極めてよく相関することが知られている。また、慢性腎不全患者における透析実施に伴うANP濃度の低下は除水量を反映し、至適体重(dry weight)の設定に際して一つの指標となる。
高値を示す病態 
うっ血性心不全、発作性心房性不整脈・心房細動、急性心筋梗塞、腎不全、SIADH、本態性高血圧、原発性アルドステロン症、Cushing症候群、Bartter症候群
低値を示す病態
副腎機能低下症、尿崩症、食塩欠乏、脱水
関連項目 ナトリウム(Na), カリウム(K), アルドステロン 〈血漿〉, アルドステロン 〈尿〉, 脳性Na利尿ペプチド(BNP),
備  考

必ず血漿分離の上ご提出下さい。

専用容器(EDTA・アプロチニン入り)は予めご依頼下さい。

長時間全血のままの放置はお避け下さい。EDTA採血の場合は、ただちに分離の上、凍結保存して下さい。

溶血検体では測定値が低下傾向となる場合があります。

算定備考

「BNP」、「NT-proBNP」、「hANP」のうち2項目以上をいずれかの検査を行った日から1週間以内に併せて実施した場合は、主たる1項目のみ算定できます。

「BNP」、「NT-proBNP」、「hANP」のうち2項目以上を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に各々の検査の実施日を記載して下さい。

容  器  
採取容器
提出容器

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