WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

03825

塩基性フェトプロテイン
(BFP)

5D025-0000-023-023

溶血不可

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

03

 

02

 

 

 

4週

冷蔵

EIA

ng/mL

75 未満

包括150

D009 16

生Ⅱ

3~6日

項目
コード
検査項目

03825

塩基性フェトプロテイン
(BFP)

5D025-0000-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

溶血不可

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

03

 

02

 

 

 

4週

冷蔵

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

75 未満

包括150

D009 16

生Ⅱ

3~6日

備考

検体

  • 採血後、凝固確認後速やかに血清分離してください。
  • 溶血検体、または分離剤入り容器による採血では高値になる場合がありますので、避けてください。

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/塩基性フェトプロテイン(BFP)
  • 実施料:包括150
  • 診療報酬区分:D009 16
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

石井 勝, 他: 癌と化療 15, 2107, 1988.

検査項目解説

臨床的意義

臓器特異性は低いが各種がんにおいて比較的一定の陽性率を示す腫瘍マーカーであり、術後の再発の指標としても有用である。

 塩基性フェトプロテイン(BFP)は、1974年に石井によりヒト胎児血清、腸および脳組織抽出液中に見出された塩基性の胎児性タンパク質である。免疫組織化学的に胃癌、大腸癌、原発性肝癌、肺癌、乳癌、腎癌、白血病細胞などに高頻度に存在することが報告されており、腫瘍スペクトルの広いマーカーとして評価されている。

 また、BFPと他の既存の腫瘍マーカーとの間に相関性は認められず、コンビネーションアッセイにおいても有用と考えられる。

 臓器特異性は比較的低いものの、BFPは診断の確定した悪性腫瘍の経過観察には有用なマーカーと考えることができる。

【高値を示す疾患】

腎癌膀胱癌大腸癌肝癌胆のう癌肺癌子宮癌卵巣癌前立腺癌

関連疾患

C64.5:腎癌 C64-C68:泌尿器腫瘍
C67.9.1:膀胱癌 C64-C68:泌尿器腫瘍
C18.9.12:大腸癌 C15-C26:消化器腫瘍
C22.0.1:肝癌 C15-C26:消化器腫瘍
C23.2:胆のう癌 C15-C26:消化器腫瘍
C34.9.12:肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
C55.1:子宮癌 C51-C58:女性生殖器腫瘍
C56.5:卵巣癌 C51-C58:女性生殖器腫瘍
C61.5:前立腺癌 C60-C63:男性生殖器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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