WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01138

CA19-9

5D130-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

U/mL

37.0 以下

包括124

D009 9

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

01138

CA19-9

5D130-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

37.0 以下

包括124

D009 9

生Ⅱ

2~3日

備考

検体

  • 唾液による汚染で高値異常を示す場合がありますので、検体の取り扱いに十分ご注意ください。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/CA19-9
  • 実施料:包括124
  • 診療報酬区分:D009 9
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

梅木尚子, 他: 日臨検自動化会誌 26, 143, 2001.

検査項目解説

臨床的意義

膵癌、胆道癌をはじめとする各種消化器癌で上昇する腫瘍マーカーである。血液型Lewis抗原の影響を受ける。

 CA19-9は、Koprowskiら(1979年)により結腸癌培養細胞株を免疫原として作製されたモノクローナル抗体NS19-9によって認識される血液型関連糖鎖抗原である。

 膵癌、胆道癌をはじめとする各種消化器癌患者血中に高頻度かつ高濃度に検出され、優れた腫瘍マーカーとしてその臨床的評価が確立しており、最もよく測定される腫瘍マーカーのひとつである。良性疾患における偽陽性率は低く、その場合も100 U/mLを超えるような異常高値例は比較的まれである。

 CA19-9がLewis血液型糖鎖に関連する抗原であるsialosyl Leaであることは早くから明らかにされ、その血中濃度はLewis血液型の影響を受けるとする見解が一般的である。実際、免疫組織化学的検討においてLea陽性部位に一致して、あるいはその一部にCA19-9の局在が認められるという報告がされている。

 日本人の約10 %を占めるLe抗原陰性者では、膵癌などにおいてもCA19-9が低値に留まるとされているが、Le抗原陰性者でCA19-9高値を示す例がないわけではない。

【高値を示す疾患】

胆のう癌膵癌胃癌大腸癌肝癌

関連疾患

C23.2:胆のう癌 C15-C26:消化器腫瘍
C25.9.3:膵癌 C15-C26:消化器腫瘍
C16.9.8:胃癌 C15-C26:消化器腫瘍
C18.9.12:大腸癌 C15-C26:消化器腫瘍
C22.0.1:肝癌 C15-C26:消化器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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