WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

03819

SPan-1抗原

5D220-0000-023-006

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

3週

冷蔵

IRMA(ビーズ固相法)

U/mL

30 以下

包括144

D009 14

生Ⅱ

2~4日

項目
コード
検査項目

03819

SPan-1抗原

5D220-0000-023-006

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

3週

冷蔵

IRMA(ビーズ固相法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

30 以下

包括144

D009 14

生Ⅱ

2~4日

備考

検体

  • 唾液による汚染で高値異常を示す場合がありますので、検体の取り扱いに十分ご注意ください。

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/SPan-1
  • 実施料:包括144
  • 診療報酬区分:D009 14
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

梅山 馨, 他: 膵臓 3, 528, 1988.

検査項目解説

臨床的意義

膵癌をはじめとする消化器の腫瘍マーカーである。良性疾患での偽陽性率が低いといわれる。

 SPan-1抗原は、鄭ら(1987年)が培養膵癌細胞株を免疫原として作製したモノクローナル抗体により認識される腫瘍関連抗原である。

 そのエピトープは巨大分子ムチン様糖タンパク上にあり、抗原性がノイラミニダーゼ処理によって消失すること、熱やプロテアーゼ処理によっても保持されていることから、非還元末端にシアル酸を有する糖鎖と考えられている。いくつかの報告ではCA19-9と同じくsialosyl Leaをエピトープとする可能性が高いという。

 免疫組織化学的には、主に膵癌をはじめとする消化器癌に膜構成成分として本抗原が存在することが認められ、その強い分泌性から血中にも高頻度に出現する。Span-1抗原の良性疾患による偽陽性率はきわめて低く、さらに膵癌との鑑別に困難を伴う急性膵炎の偽陽性例も多くは軽度上昇に留まることから、より特異性の高いがんの診断、および術後・治療後の経過観察に有用な指標とされる。

【高値を示す疾患】

胆のう癌膵癌胃癌大腸癌肝癌

関連疾患

C23.2:胆のう癌 C15-C26:消化器腫瘍
C25.9.3:膵癌 C15-C26:消化器腫瘍
C16.9.8:胃癌 C15-C26:消化器腫瘍
C18.9.12:大腸癌 C15-C26:消化器腫瘍
C22.0.1:肝癌 C15-C26:消化器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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