検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2019年4月1日時点の情報です。

入力コード 03819  統一コード 5D220 
項目名 SPan-1抗原
s-pancreas-1 antigen
実施料
146
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  SPan-1 
検査方法
IRMA(ビーズ固相法)
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
2~5日
基準値  
U/mL

30 以下

臨床的
意義 
膵癌をはじめとする消化器癌の血清腫瘍マーカー。良性疾患での偽陽性率が低いといわれる。
   SPan-1抗原は、鄭ら(1987)が培養膵癌細胞株を免疫原として作製したモノクローナル抗体により認識される腫瘍関連抗原である。

 そのエピトープは巨大分子ムチン様糖蛋白上にあり、抗原性がノイラミニダーゼ処理によって消失すること、熱やプロテアーゼ処理によっても保持されていることから、非還元末端にシアル酸を有する糖鎖と考えられている。いくつかの報告ではCA19-9と同じくsialosyl Leaをエピトープとする可能性が高いという。

 免疫組織化学的には、主に膵癌をはじめとする消化器癌に膜構成成分として本抗原が存在することが認められ、その強い分泌性から血中にも高率に出現する。SPan-1抗原の良性疾患による偽陽性率は極めて低く、さらに膵癌との鑑別に困難を伴う急性膵炎の偽陽性例も多くは軽度上昇に留まることから、より特異性の高い癌の診断、および術後・治療後の経過観察に有用な指標とされる。
高値を示す病態 
膵癌、肝細胞癌、胆道癌、肝内胆管癌、大腸癌、慢性膵炎
関連項目 CA19-9, DUPAN-2, エラスターゼ1, シアリルLeX-i抗原(SLX), NCC-ST-439, シアリルTn抗原(STN),
チャート 

腫瘍部位とマーカーの有用性

腫瘍マーカー値の生理的変動因子

容  器 
提出容器

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