検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2019年4月1日時点の情報です。

入力コード 01068  統一コード 4F090 
項目名 遊離HCG-β(HCG-βサブユニット) 〈血清〉
human chorionic gonadotropin, β-subunit, free, serum
実施料
140
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  ヒト絨毛性ゴナドトロピン-βサブユニット(HCG-β) 
検査方法
IRMA(ビーズ固相法)
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
2~4日
基準値  
ng/mL

0.1以下

臨床的
意義 
ヒト絨毛性ゴナドトロピンに特異的な構造部分を定量。胞状奇胎や絨毛癌、睾丸腫瘍で高値になる。
   HCGは絨毛組織や胎盤から分泌される糖蛋白ホルモンで、α、β、二つのサブユニットの非共有結合で構成されている。

 α-サブユニットは他の糖蛋白ホルモン(LH、FSH、TSH)とほぼ共通の構造であり、β-サブユニットはHCGそのものに特異的である。α-サブユニットについては生理的意義に不明な点が多いが、β-サブユニットについては研究が進み、α鎖と結合していないフリーβ-HCGの測定が行われるようになった。すなわち本検査では、HCG、LH、FSH、TSHの交叉反応は認められず、β-HCGが特異的に測定される。

 HCGβ-サブユニットは、睾丸腫瘍、流産、子宮外妊娠、絨毛癌、異所性β-HCG産生腫瘍、ダウン症候群などの疾患で、絨毛組織やHCGを産生する組織の存在を知るマーカーとなり、治療の指標にもなる。もちろん、正常な妊娠でも同様に上昇する。
高値を示す病態 
胞状奇胎、絨毛癌、異所性絨毛上皮腫、睾丸腫瘍、その他のHCG産生腫瘍(卵巣癌、膵癌など)、妊娠
低値を示す病態
低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG) 〈血清〉, ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG) 〈尿〉,
備  考

妊娠の有無、妊娠週数を必ずご記入下さい。

本検査は、遊離型のHCG-βのみを測定致します(LHとの交差反応は認められません)。

算定備考

実施料は、HCG産生腫瘍患者に対して測定した場合にのみ算定できます。ただし、「HCG定性」、「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)」を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定できます。

チャート 

腫瘍部位とマーカーの有用性

腫瘍マーカー値の生理的変動因子

容  器 
提出容器

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