WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26995

HBV-DNA定量
《TaqManPCR法》

5F015-1441-023-862

単独検体開栓厳禁

血液
5

遠心

 

 

血清
2.1

 

 

 

指定容器 

 

97

 

 

 

 

12週

-20℃以下

ロシュ・リアルタイムPCR法

Log IU/mL

定量結果 1.0 未満
(定量下限)

増幅反応シグナル 検出せず

263

D023 4

微生

3~4日

項目
コード
検査項目

26995

HBV-DNA定量
《TaqManPCR法》

5F015-1441-023-862

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

血液
5

遠心

 

 

血清
2.1

 

 

 

指定容器 

 

97

 

 

 

 

12週

-20℃以下

ロシュ・リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

Log IU/mL

定量結果 1.0 未満
(定量下限)

増幅反応シグナル 検出せず

263

D023 4

微生

3~4日

備考

検体

  • チャート参照:血清を用いた遺伝子増幅検査の留意点
  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
  • 血漿(容器番号98) でも検査可。

参考

  • チャート参照:TaqManPCR法による遺伝子増幅検査の結果の考え方
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/HBV核酸定量
  • 実施料:263
  • 診療報酬区分:D023 4
  • 判断料区分:微生物学的検査

「HBcrAg」と「HBV-DNA定量」を同時に測定した場合は、主たるもののみ算定できます。

B型肝炎ウイルス既感染者であって、免疫抑制剤の投与や化学療法を行っている悪性リンパ腫等の患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、測定した場合は、当該治療中および治療終了後1年以内に限り、月1回を限度に算定できます。

チャート

血清を用いた遺伝子増幅(PCRなど)検査の留意点

容器

容器番号97:ウイルス遺伝子検査用容器(血清用)

  • 容量: 5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および外袋表示
  • 主な検査項目: HBV-DNA定量,
    HCV-RNA定量
    《TaqManPCR法》

参考文献

菅原昌章, 他: 医学と薬学 73, (10), 1329, 2016.

検査項目解説

臨床的意義

血中のHBVのDNA量を、TaqManPCRで高感度に定量する検査である。特に再燃時検出に有効である。

 B型肝炎ウイルス(HBV)はヘパドナウイルス科に属し、直径42 nmの環状不完全二本鎖DNAウイルスである。

 B型慢性肝炎の病態は、血中ウイルス量の推移に密接に関連することが知られており、肝炎の自然経過の把握や薬物治療の効果判定上、最も直接的な指標としてウイルス遺伝子量であるHBV-DNA測定が重視されている。

 B型慢性肝炎では、いったん感染したウイルスを完全に排除することが困難なため、その治療目標もウイルス増殖の抑制と、肝硬変から肝癌への病態進行阻止に向けられる。

 TaqManPCR法では、過去の拡散増幅法などや分岐DNAプローブ法に比べて約100~10,000倍高感度であり、B型慢性肝炎の治療において従来になく有用な情報を提供するものである。なお、検出下限値は1.0 logIU/mLであるが、検出下限値未満であることがウイルスの存在を否定するものではなく、併せて増幅反応シグナルの有無も報告される。

【高値を示す疾患】

B型肝炎

備考

  • チャート参照:B型急性肝炎の臨床経過とHBV関連マーカーの動態

関連疾患

B16.9.1:B型肝炎 B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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