WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04811

曜日指定

水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV) DNA定量

5F193-1441-019-862

5F193-1441-023-862

5F193-1441-041-862

単独検体開栓厳禁

血液
2

遠心

EDTA加血液
2

または

 

血清
0.4

または

 

髄液
0.4

 

 

 

14

 

指定容器 

97

 

指定容器 

55

 

 

 

冷蔵

 

 

-20℃以下

 

 

-20℃以下

リアルタイムPCR法

コピー/mL

100未満
(定量下限)

2~4日

項目
コード
検査項目

04811

曜日指定

水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV) DNA定量

5F193-1441-019-862

5F193-1441-023-862

5F193-1441-041-862

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

血液
2

遠心

EDTA加血液
2

または

 

血清
0.4

または

 

髄液
0.4

 

 

 

14

 

指定容器 

97

 

指定容器 

55

 

 

 

冷蔵

 

 

-20℃以下

 

 

-20℃以下

リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

コピー/mL

100未満
(定量下限)

2~4日

備考

項目

  • 受付曜日:材料がEDTA加血液の場合は月~金曜日(休日とその前日は受付不可)

検体

  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
  • 採血後、速やかに検体をご提出ください(原則として採血後24時間以内の検体を用います)。
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

検体1

  • EDTA加血液は血漿成分を対象として測定しています。

報告

  • リアルタイムPCR法による検査において定量値をべき乗表示する場合の報告書上の記載は、例示のとおりです。
    (例) 5.0×102 コピー → 50×10*1 コピー

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号97:ウイルス遺伝子検査用容器(血清用)

  • 容量: 5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および外袋表示
  • 主な検査項目: HBV-DNA定量,
    HCV-RNA定量
    《TaqManPCR法》

容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器

  • 容量: 15mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 結核菌群同定,
    MAC同定-DNA

参考文献

Heid, C. A. et al.: Genome Res. 6, 986, 1996.

検査項目解説

臨床的意義

みずぼうそう(水痘)の原因ウイルスとして知られているVZVのDNAを定量する検査である。

 水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV)は、ヒトαヘルペスウイルスに属し、小児に好発するみずぼうそう(水痘)の起因ウイルスである。粒子の形態は単純ヘルペスウイルスと異なり、ヌクレオカプシド中にコアのない粒子が多い。粒子には32種類以上のポリペプチドが存在する。

 初感染後のVZVは、神経を通り神経節に潜伏感染し休眠状態となり、ウイルスは増殖しない。その後、免疫力の低下に伴い帯状疱疹を発症する。

 小児の初発症状は一般的には全身性の一過性の発疹である。短時間で水泡を形成するが、急性期には数日間に次々に発疹が現れる。成人では発疹の前に発熱がみられる場合がある。帯状疱疹は神経に損傷を引き起こすとともに、頭頚部や体幹部に沿って帯状の水泡を形成する。妊娠初期の感染は胎児に影響を与え低体重出生、四肢の形成不全、脳症などが現れることもある。また、50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち約2割は、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる3カ月以上の痛みが継続する。

 抗ウイルス薬としてアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどが用いられる。

 本検査は、水痘の原因ウイルスとして知られているヘルペスウイルスのDNAを定量する検査である。

【陽性を示す疾患】

ヘルペスウイルス感染症

関連疾患

B00.9.1:ヘルペスウイルス感染症 B00-B09:皮膚粘膜系のウイルス感染症
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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