検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 04216  統一コード 5E020 
項目名 クラミジア・トラコーマチス抗体 IgA&IgG
Chlamydia trachomatis antibody IgA & IgG
実施料
206
判断料区分 免疫 
健康保険名称  グロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体 
検査方法
EIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
3~5日
基準値  

陰性(-)

臨床的
意義 
STDの主要な病原体であるC.trachomatisの抗体検査。特異性が高くIgAは感染性・活動性、IgGは感染の既往の指標。
   クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)感染症は性行為感染症(STD)の主要なものの一つで、尿路感染症や不妊症の原因となる。最近ではSTDや非淋菌性尿道炎の半数以上がクラミジア感染症という報告もある。

 検査法には患部から擦過検体あるいは尿を採取する抗原系の検査と、血清中の免疫抗体を測定する抗体検査がある。本検査ではクラミジア・トラコマティス特異的なIgG、IgA抗体を測定する。検査材料に血清を用いる事で擦過検体を主に用いる抗原検査と比較し検体採取が容易であるという利点がある。また抗原検査にみられる検体の採取部位や採取方法によりバラツキの出る可能性も少ない。

 一般的なウイルスなどの感染症では、感染初期にIgM抗体が認められ早期感染が証明されるが、クラミジア感染症では症状が顕著でないため、時期的にIgM抗体の検出の機会を逃す場合が多い。さらにクラミジア感染症は増殖が活発な時期と一致してIgA抗体が認められることから、活動や感染性の指標としてはIgA抗体の測定が用いられる。またIgA抗体が陰性化するまで治療を行なう場合も多い。一方、IgG抗体価により感染の既往を診断することも可能である。

 本抗体検査は精製クラミジア外膜抗原を用いているため、非特異的反応は比較的少ないが交差性試験ではC.psittaciで約25%、
C. pneumoniaeでは約3%の交差が認められるとされる。
陽性を示す病態 
クラミジア・トラコマチス感染症(特に治療の指標、感染の既往の診断に用いられる)

[IgA陽性]
 活動性あり

[IgG陽性]
 感染の既往あり
関連項目 クラミドフィラ(クラミジア)・ニューモニエ抗体 IgA&IgG, クラミドフィラ(クラミジア)・ニューモニエ抗体 IgM, クラミジア・トラコーマチス同定DNA《TaqManPCR法》, 淋菌同定DNA《TaqManPCR法》, 淋菌同定DNA《SDA》,
備  考

判定基準については【「クラミジア・トラコマーチス抗体lgA&lgG」判定基準】参照。

算定備考

「クラミジア・トラコマチス抗原定性」の検出不能または検体採取の困難な疾患(骨盤内感染症、卵管炎、副睾丸炎、新生児・乳児肺炎等)の診断に際し実施した場合に算定できます。

チャート 

「クラミジア・トラコマーチス抗体lgA&lgG」判定基準

容  器 
提出容器

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