WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

08166

尿素呼気試験
(ピロニック(R))

6Z100-0000-099-203

複数検体

呼気
12

指定容器 

42

 

常温

GC-MS

3.0 未満

70

D023-2 2

微生

5~12日

項目
コード
検査項目

08166

尿素呼気試験
(ピロニック(R))

6Z100-0000-099-203

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

複数検体

呼気
12

指定容器 

42

 

常温

GC-MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

3.0 未満

70

D023-2 2

微生

5~12日

備考

項目

  • 除菌判定は、除菌終了後4週以降にご提出ください。
  • チャート参照:「尿素呼気試験」実施手順

検体

  • 尿素服用前および服用後10分の呼気をそれぞれ採取し、必ずペアにしてご提出ください。
  • 本検査は「*18」へ再委託をいたします.

診療報酬

  • 保険名称:その他の微生物学的検査/尿素呼気試験(UBT)
  • 実施料:70
  • 診療報酬区分:D023-2 2
  • 判断料区分:微生物学的検査

ヘリコバクター・ピロリ感染診断の保険診療上の取扱いについては「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」(令和4年10月31日 保医発1031第5号)に則して行う必要があります。

チャート

「尿素呼気試験」実施手順

容器

容器番号42:ピロニック(R)用呼気採取チューブ

  • 採取量: 各12mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:外箱表示
  • 主な検査項目: 尿素呼気試験
    (ピロニック(R)

参考文献

Ohara, S. et al.: J. Gastroenterol. 33, 6, 1998.

検査項目解説

臨床的意義

胃十二指腸潰瘍の起因菌であるヘリコバクター・ピロリ菌の感染を、呼気中の成分から診断する検査である。

 ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori:Hp)は、1983年にオーストラリアのWarrenとMarshallにより発見された細菌で、かつてはキャンピロバクター・ピロリ(Campylobacter pylori)とよばれていた。オキシダーゼ陽性で微好気性のグラム陰性桿菌、形状が螺旋状に湾曲しているのでこの名称が付けられた。

 胃内はpH1~2であり、普通の細菌にとって非常に住みにくい環境である。このため、Hpは強力なウレアーゼを産生し、自らアンモニアを作ることにより周囲の胃酸を中和して、主に胃粘液内や被蓋上皮細胞に棲息している。このウレアーゼ活性を利用してHpを検出する検査が尿素呼気試験である。

 Hpに感染していない場合や、菌が死滅した場合やウレアーゼ活性を失った場合は、13C標識尿素は分解されないため、呼気の13CO2含量も増加しない。

 尿素呼気試験は、感度、特異性において、抗体価測定より優れ、内視鏡による胃粘膜採取に匹敵する精度を持っている。内服と呼気排出という簡便で非侵襲的な検査法であり、Hp感染の診断や除菌効果の判定に優れた検査ということができる。

【高値を示す疾患】

ヘリコバクター・ピロリ感染症胃十二指腸潰瘍

関連疾患

B98.0.1:ヘリコバクター・ピロリ感染症 B95-B98:ヘリコバクター・ピロリ感染症
K27.9.2:胃十二指腸潰瘍 K20-K31:食道・胃・十二指腸の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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