WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00253

FAX

抗グロブリン試験 直接クームス試験

5H121-0000-019-101

単独検体

EDTA加血液(2Kまたは2Na)
1

 

13

 

常温

カラム凝集法

(-)

34

D011 2イ

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

00253

FAX

抗グロブリン試験 直接クームス試験

5H121-0000-019-101

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体

EDTA加血液(2Kまたは2Na)
1

 

13

 

常温

カラム凝集法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

(-)

34

D011 2イ

免疫

2~3日

備考

項目

  • チャート参照:血液型検査の留意点
  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準(新生児に限る)

検体

  • 他の項目とは別に、単独検体にてご提出ください。

診療報酬

  • 保険名称:免疫血液学的検査/Coombs試験/直接
  • 実施料:34
  • 診療報酬区分:D011 2イ
  • 判断料区分:免疫学的検査

チャート

血液型検査の留意点
緊急報告対象項目とその基準

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

石田萌子, 他: 機器・試薬 20, 863, 1997.

検査項目解説

臨床的意義

溶血性疾患の原因である不完全抗体を検出する検査である。体内で血球に不完全抗体が結合していることを証明する検査である。

 抗グロブリン試験の原理は、1908年Moreschiにより報告され、1945年Coombs、Mourant、Raseらにより実用化された。

 不完全抗体とは、赤血球膜表面抗原に結合しただけでは凝集を起こさない抗体であり、IgGクラスに属する。しかし、これにクームス血清を反応させると、赤血球表面に結合した抗体同士で架橋が形成され、赤血球が凝集する。この原理を利用して赤血球に対する不完全抗体(IgG)が、生体内で自己赤血球に結合していることを証明する検査がクームス試験である。

 直接クームス試験は、赤血球膜表面に結合している不完全抗体の証明に用いられる検査である。

 また、直接クームス試験は以下の際にも用いられる。

  1. 新生児溶血性疾患にて、新生児血球(臍帯血球)が母体由来の抗体によりすでに体内で感作されていないか判定する。
  2. 輸血副作用を疑う患者血液について、抗赤血球抗体で感作された不適合赤血球の証明を行う。
  3. 自己免疫性溶血性貧血について、すでに体内で自己抗体に感作されている赤血球を検出する。

【陽性を示す疾患】

自己免疫性溶血性貧血膠原病新生児溶血性貧血

関連疾患

D59.1.4:自己免疫性溶血性貧血 D55-D59:溶血性貧血
M35.9.3:膠原病 M30-M36:全身性結合組織疾患
P55.9.3:新生児溶血性貧血 P50-P61:胎児・新生児血液疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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