検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 00253  統一コード 5H121 
項目名 抗グロブリン試験 直接クームス試験
direct Coombs (direct anti-globulin test)
実施料
未収載
判断料区分 免疫 
検査方法
カラム凝集法
検査材料
EDTA加血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 EDTA加血液 1
13
常温
検査材料備考 (2Kまたは2Na)
報告所要日数
2~3日
基準値  

(-)

臨床的
意義 
溶血性疾患の原因である不完全抗体を検出する検査。体内で血球に不完全抗体が結合していることを証明する。
   抗グロブリン試験の原理は、1908年Moreschiにより報告され、1945年Coombs、Mourant、Raseらにより実用化された。

 不完全抗体とは、赤血球膜表面抗原に結合しただけでは凝集を起こさない抗体であり、IgGクラスに属する。しかし、これにクームス血清を反応させると、赤血球表面に結合した抗体同士で架橋が形成され、赤血球が凝集する。この原理を利用して赤血球に対する不完全抗体(IgG)が、生体内で自己赤血球に結合していることを証明するのが本検査である。

直接クームス試験は以下のような場合に行う。

 1. 新生児溶血性疾患:新生児血球(臍帯血球)が母体由来の抗体ですでに体内で感作されていないかの判定。
 2. 輸血副作用を疑う患者血液について、抗赤血球抗体で感作された不適合赤血球の証明。
 3. 自己免疫性溶血性貧血について、すでに体内で自己抗体に感作されている赤血球の検出。
 4. 化学療法剤の有害効果の発見(血球上の薬剤と抗体の複合体の証明)。

 なお、直接クームス試験は赤血球膜表面に結合している不完全抗体の証明に用いられる。これに対し、間接クームス試験は血清中の不完全抗体の証明に用いられる。
陽性を示す病態 
新生児溶血性疾患、自己免疫性溶血性貧血、不規則抗体による輸血時の溶血 など
関連項目 Rho(D)因子(Rh(D)血液型), 抗グロブリン試験 間接クームス試験, 総ビリルビン(T-BIL), 直接ビリルビン(D-BIL), 間接ビリルビン(I-BIL), ハプトグロビン(Hp) (型判定), ABO式血液型, 不規則性抗体,
備  考

他の項目とは別に、単独検体にてご提出下さい。

ご依頼に際しては、検査の留意点(【血液型検査の留意点】)を必ずご覧下さい。

チャート 

血液型検査の留意点

容  器 
提出容器

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