検査項目解説検査項目解説

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入力コード 00505  統一コード 2A060 
項目名 平均赤血球容積(MCV)
Mean Corpuscular Volume
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
電気抵抗検出法
検査材料
EDTA加血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 EDTA加血液 2
13
冷蔵(凍結不可)
報告所要日数
1~2日
基準値  
fL

85~102

臨床的
意義 
貧血、多血症の診断に用いられる基本的な検査。
   貧血や多血症の診断に用いられる検査である。Hb(ヘモグロビン)、Ht(ヘマトクリット)の検査値をもとに、赤血球数で割り算することで、赤血球1個当たりの平均容積(MCV)、平均血色素量(MCH)などの赤血球恒数を算出し、貧血の病態が分類される。
〈計算法〉

 MCV=Ht(%)×10/ RBC(106/μL)
 (基準値:85~102 fl)

 MCH=Hb(g/dL)×10/ RBC(106/μL)

 (基準値:28.0~34.0 pg)

 MCHC=Hb(g/dL)×100/ Ht(%)
 (基準値:30.2~35.1%)
 赤血球数は性別、年齢、採血部位、測定法などで差異がみられる。一般に男子は女子よりも高く、特に生殖年齢に達する女子では月経のため男子よりも低くなる。加齢変化では、新生児において、約550万/μL程度の値を示し、その後徐々に減少して幼児期には成人並みの値となる。高齢者ではさらに低値となり、70歳以降は男女とも平均410万/μL程度の報告があるが、個人差も大きい。採血部位差では耳垂など末梢血で10%高くなることがある。動静脈間の差はあまり問題とならない。通常は静脈血を用い、自動血球計数装置で測定される。採血時に抗凝固剤EDTAとの混和が不十分であると、検体が凝固してしまうばかりでなく、測定不能や著しく低い値をもたらすため、充分な転倒混和が必要である。

最近、国際的には1L当たりの数で表現される傾向にあり、たとえば427万/μLは4.27×1012/Lと表記されることもある。
なお、高度の貧血があると、赤血球は重力に従って下方へ沈殿するため、採血後にシリンジから試験管に分注する順番でRBC, Hbなどの値に差が生ずる場合がある。
溶血性貧血や再生不良貧血をきたす薬剤がある。薬剤による溶血は、免疫複合型、ペリニシリン型、自己免疫型に分類できる)。再生不良性貧血をきたす薬剤としては、抗菌薬、鎮静剤、化学薬品などが知られている。
高値を示す病態 
脱水状態、二次性多血症、ストレス多血症、真性多血症
低値を示す病態 
再生不良性貧血、腎性貧血、出血性貧血、鉄欠乏性貧血、鉄芽球性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症
関連項目 白血球数(WBC), ヘモグロビン(Hb), ヘマトクリット(Ht), 血小板数(PLT), 網状赤血球数(レチクロ), 白血球像, 赤血球像, 総ビリルビン(T-BIL), 直接ビリルビン(D-BIL), 間接ビリルビン(I-BIL), 血清鉄(Fe), 総鉄結合能(TIBC)[比色法], 不飽和鉄結合能(UIBC)[比色法], エリスロポエチン(EPO), フェリチン, トランスフェリン(Tf),
容  器 
提出容器

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