検査項目解説検査項目解説

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入力コード 00598  統一コード 2B400 
項目名 第IX因子活性(F9)
coagulation factorⅨ, activity
実施料
229
判断料区分 血液 
健康保険名称  凝固因子(第II因子、第V因子、第VII因子、第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XI因子、第XII因子、第XIII因子) 
検査方法
APTT法
検査材料
クエン酸血漿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 クエン酸血漿 0.5
15 → 02 ※チャート欄参照
凍結
検査材料備考

※3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、1,500×g、15分間、冷却(2~4℃)遠心分離し、血漿を凍結してご提出下さい(【遠心力の換算表】、およびCLSI/NCCLSドキュメントH21-A5参照)。

報告所要日数
2~5日
基準値  
%

74~149

臨床的
意義 
内因系の凝固機序に関与するビタミンK依存の凝固因子。代表的な欠乏症として血友病Bが知られている。
   凝固第Ⅸ因子(F.Ⅸ)はChristmas因子と呼ばれ、分子量約55,000~60,000の糖蛋白であり、肝臓でつくられるビタミンK依存性凝固因子である。主として内因系の凝固反応に関与し、第XIa因子、Ca++により活性化されF.Ⅸaになるとともに、Ca++、組織因子、リン脂質の存在下で、第Ⅶa因子による活性化も受ける。

 F.Ⅸの欠乏症として、血友病Bがあげられる。血友病Bは伴性劣性遺伝を示し、偶発例は30%を占める。発症頻度は出生男子約3~6万人に1人であるといわれている。膝、肘、足などの関節内出血や、筋肉に出血症状があり、APTT延長、PT、血小板数、出血時間、第Ⅷ因子活性正常の場合は本症が疑われ、F.Ⅸ活性の測定が行われる。

 F.Ⅸ活性の測定にはAPTT法が用いられる。本法はF.Ⅸ欠乏血漿中に被検血漿を添加するとAPTTの補正効果が認められることを利用している。まず正常血漿を用いて検量線を作成し、次に被検血漿の測定時間から活性値を算出する(低値ほど活性が低いことを意味する)。

 血友病Bの保因者診断にF.Ⅸ活性の測定を行うと、保因者では健常者の約半分の活性しか示さない。また凝固因子補充療法の過程でF.Ⅸに対する抗体が産生されることがあるが、この抗体を検出する目的でベセスダ法を用いたF.Ⅸインヒビターの測定が行われる。ベセスダ法とは被検血漿とF.Ⅸの入った血漿を混じて、F.Ⅸ活性の阻害量を測定するものである。基準範囲は0.1ベセスダ単位以下である。

 この他にF.Ⅸが低値を示す病態には、肝疾患やビタミンKの摂取不足、吸収不全、腸内細菌叢の異常によるビタミンKの合成低下、利用障害がある。このような場合は、他の凝固因子(Ⅱ,Ⅶ,Ⅹ)も低下を示し、PIVKA(protein induced by vitamin K absence)と呼ばれる異常蛋白が産生されるようになる。
高値を示す病態
妊娠、薬物投与(DDAVP、アドレナリン)
低値を示す病態
血友病B及び保因者、DIC、肝障害、ビタミンK欠乏症
関連項目 プロトロンビン時間(PT), 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT), 第II因子活性(F2), 第V因子活性(F5), 第VII因子活性(F7), 第VIII因子活性(F8), 第X因子活性(F10), 第XI因子活性(F11), 第XII因子活性(F12), 第XIII因子定量(F13),
備  考

必ず血漿分離の上ご提出下さい。

チャート 

遠心力の換算表

血液凝固系の相互関係

容  器  
採取容器
提出容器

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