検査項目解説検査項目解説

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入力コード 00760  統一コード 1Z415 
項目名 虫卵
parasitic worm eggs, sputum
実施料
61
判断料区分 微生 
健康保険名称  その他のもの 
検査方法
鏡検
検査材料
喀痰
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 喀痰 全量
69
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値  

(-)

臨床的
意義 
主に淡水産カニの生食で感染する「肺吸虫症」の寄生虫卵を同定する検査。喀血をみたら念のため鑑別すべき。
   喀痰中に見られる虫卵は、主に肺吸虫卵である。肺吸虫症には、ウエステルマン肺吸虫と宮崎肺吸虫による病型が知られている。その中でもわが国では、ウエステルマン肺吸虫症によるものが多い。本症では喀痰中にしばしばCharcot-Leyden結晶を伴う。同結晶は菱形で尖った八面体をしており、好酸球がその形成に関与している。気管支喘息の喀痰中にも認められる。

 肺吸虫症は淡水産のカニやザリガニの生食で感染する。直接生食の機会がなくても、マナ板や包丁などを介した2次感染も知られている。さらに生ガニを餌とするイノシシの生肉でも感染が成立する。宮崎肺吸虫症の場合は喀痰中に虫卵が検出されることはほとんどない。

 おもな臨床症状は、咳、痰、胸痛に喀血の出没であり、肺結核としばしば間違えられる。

 胸部X線では浸潤影など多様な像を呈するが、CTで虫嚢像をみとめる事がある。

 診断には抗体の検査も有用である。

 なお、喀痰は無意識に嚥下されるので同時に糞便検査も有用である。この場合はAMSⅢ法などの遠心沈殿集卵法を併用する。
陽性を示す病態
肺吸虫症
(特にウエステルマン肺吸虫症)
関連項目 線維素凝塊[喀痰検査], 結晶[喀痰検査],
算定備考

染色の有無および方法の如何にかかわらず、2種類以上用いた場合であっても、1回としての算定となります。

容  器 
提出容器

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