WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 10 月 1 日時点の情報です。
| 項目 コード | 検査項目 | 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要日数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 00369 | アセトアミノフェンacetaminophen3L005-0000-023-024 | 
 遠心 
 
 | 03 ↓ 
 02 | 
 
 4週 冷蔵 | HEIA | μg/mL 中毒域 | 180 D007 47 生Ⅰ | 2~3日 | 
| 項目 コード | 検査項目 | 
|---|---|
| 00369 | アセトアミノフェンacetaminophen3L005-0000-023-024 | 
| 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 
|---|---|---|---|
| 
 遠心 
 
 | 03 ↓ 
 02 | 
 
 4週 冷蔵 | HEIA | 
| 基準値 (単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要 日数 | 
|---|---|---|
| μg/mL 中毒域 | 180 D007 47 生Ⅰ | 2~3日 | 
備考
参考
- 主な商品名:カロナール
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アセトアミノフェン
- 実施料:180
- 診療報酬区分:D007 47
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
同一の患者につき1月以内に2回以上行った場合は、第1回の測定を行ったときに1回に限り算定できます。
容器
参考文献
Rumack BH: Arch Intern Med. 141, 380, 1981.
検査項目解説
臨床的意義
解熱・鎮痛剤の血中濃度測定である。中枢神経に働き、痛みを緩和し解熱作用も持つ。副作用は少ないとされるが高容量の長期投与には肝障害に注意する必要がある。
1.作用
 アセトアミノフェンは中枢性に作用する解熱鎮痛剤である。その鎮痛作用は痛覚閾値の上昇効果によるもので、解熱作用は視床下部体温調節中枢に作用して皮膚血管を拡張し、体温の放散を増大することで体温を下降させる。
 健康成人男子に錠剤を400 mg経口投与した場合0.46時間後に最高濃度になり、半減期は2.36時間であるといわれている。作用は約3~4時間持続する。
 アセトアミノフェン1 gを経口投与すると、24時間尿中に排泄される未変化体は約3 %、抱合体は約95 %で、その大部分はグルクロン酸抱合体である。
2.禁忌
 消化性潰瘍、重篤な血液の異常、肝障害、腎障害、心機能不全、アセトアミノフェン過敏症の既往歴のある患者、アスピリン喘息やその既往歴のある患者には投与しない。
3.採血時期
 次回投与直前(トラフ)。大量に服薬した患者においては中毒発現が疑われる場合に随時測定する。
【主に用いられる疾患】
歯痛,腰痛症,月経痛,頭痛
【副作用】
顆粒球減少症,気管支喘息発作,肝障害,ショック
関連疾患
K08.8.5:歯痛  → K00-K14:口腔・唾液腺・顎の疾患
M54.5.4:腰痛症  → M50-M54:脊柱疾患
N94.6.3:月経痛  → N80-N98:女性生殖器の非炎症性疾患
R51.16:頭痛  → R50-R69:全身症状・徴候
D70.21:顆粒球減少症  → D70-D77:その他の血液疾患
J46.2:気管支喘息発作  → J40-J47:下気道疾患
K76.9.4:肝障害  → K70-K77:肝疾患
R57.9.1:ショック  → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.


