WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 10 月 1 日時点の情報です。
| 項目 コード | 検査項目 | 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要日数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 26779 | ニメタゼパムnimetazepam | 
 遠心 
 
 | 03 ↓ 
 02 | 
 
 4週 凍 | LC-MS/MS | ng/mL | 4~6日 | 
| 項目 コード | 検査項目 | 
|---|---|
| 26779 | ニメタゼパムnimetazepam | 
| 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 
|---|---|---|---|
| 
 遠心 
 
 | 03 ↓ 
 02 | 
 
 4週 凍 | LC-MS/MS | 
| 基準値 (単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要 日数 | 
|---|---|---|
| ng/mL | 4~6日 | 
備考
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
検査項目解説
臨床的意義
中時間作用型の催眠鎮静作用のあるベンゾジアゼピン系薬剤である。
1.作用
 ニメタゼパム(C16H13N3O3)は、ベンゾジアゼピン系の中時間作用型睡眠導入剤であり、強い依存性があることが知られている。
 主な作用機序として、中枢神経系の代表的な抑制性伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の受容体と複合しているベンゾジアゼピン受容体に作用し、GABA受容体のクロライドチャネルの開口作用を増強することで興奮を抑制する。ベンゾジアゼピン受容体には催眠作用に関わるω1受容体と、抗不安作用、筋弛緩作用に関わるω2受容体があり、ニメタゼパムは両方の受容体に作用する。
 経口投与後、2~4時間で最高血中濃度に達する。半減期は12~21時間である。服用後、眠気の前に筋弛緩作用がみられることによりリラックスし、1~2時間してから眠気があらわれ、入眠し6~8時間持続する。アルコールとの相互作用でニメタゼパムの作用が増強されることがあり、その効果による依存性の高い薬剤となっている。
2.禁忌
 急性閉塞隅角緑内障の患者、重症筋無力症の患者への投与は禁忌とされている。
【主に用いられる疾患】
不眠症
【副作用】
悪心および嘔吐,傾眠,めまい
関連疾患
G47.0.1:不眠症  → G40-G47:挿間性・発作性疾患
R11:悪心および嘔吐  → R10-R19:消化器系・腹部の症状
R40.0:傾眠  → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R42.1:めまい  → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.


