WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
27717 |
髄膜炎マルチスクリーニング6B654-0000-041-961 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵凍結不可 |
マイクロアレイ法 | 検出せず |
1700 D023 24 微生 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
27717 |
髄膜炎マルチスクリーニング6B654-0000-041-961 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵凍結不可 |
マイクロアレイ法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
検出せず |
1700 D023 24 微生 |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:「髄膜炎マルチスクリーニング」検出可能な病原体
検体
- 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
診療報酬
- 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/ウイルス・細菌核酸多項目同時検出(髄液)
- 実施料:1700
- 診療報酬区分:D023 24
- 判断料区分:微生物学的検査
関連学会が定めるガイドラインに基づき、問診、身体所見または他の検査所見から髄膜炎または脳炎が強く疑われる患者に対して、脳脊髄液中の病原体の核酸検出を目的として行った場合に、一連の治療につき1回に限り算定できます。なお、髄膜炎または脳炎を疑う臨床症状または検査所見および医学的な必要性を診療報酬明細書の摘要欄に詳細に記載する必要があります。
一連の治療期間において別に実施した本検査に含まれる「ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり)検査」、「抗原定性検査」、「核酸定量検査」、「核酸検出検査」については算定できません。
チャート
容器
容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器
- 容量: 15mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 結核菌群核酸同定,
MAC核酸同定
参考文献
Leber, AL. et al.: J. Clin. Microbiol. 54, (9), 2251, 2016.
検査項目解説
臨床的意義
脳脊髄液を検体として6種の細菌、7種のウイルス、1種の真菌の核酸を迅速かつ同時に検出する。
髄膜炎・脳炎は、中枢神経系に炎症をきたした病態であり、その原因は細菌、真菌、ウイルスなどによる感染症のほか、自己免疫性脳炎や傍腫瘍症候群など多岐にわたる。
感染性病原微生物による髄膜炎・脳炎は、細菌・真菌感染による細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)と、ウイルス感染が主な無菌性髄膜炎に分かれる。治療開始の遅れが重度後遺症や致死的転帰を招くため、早期診断および早期治療が必要であり、治療方針の決定や予後予測において原因微生物の特定が重要となっている。
本検査は、脳脊髄液を検体としてマイクロアレイ法により6種の細菌、7種のウイルス、1種の真菌の核酸を迅速かつ同時に検出する。従来法と比較して検査の所要日数が短く、早期の治療方針決定に有用であり、2022年10月に保険適用された。
[検出可能な病原体]
- 大腸菌(E.coli)K1
- インフルエンザ菌
- リステリア菌
- 髄膜炎菌
- B群レンサ球菌(GBS)
- 肺炎球菌
- サイトメガロウイルス(CMV)
- エンテロウイルス
- 単純ヘルペスウイルス1型(HSV1)
- 単純ヘルペスウイルス2型(HSV2)
- ヒトヘルペスウイルス6型(HHV6)
- パレコウイルス
- 水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV)
- クリプトコッカス
【陽性を示す疾患】
髄膜炎
関連疾患
G03.9.5:髄膜炎 → G00-G09:中枢神経系の炎症性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.