WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

15072

C1-インアクチベーター活性 [補体]
(C1エステラーゼインヒビター)(C1インヒビター)(C1インアクチベータ)C1 inactivator

5B045-0000-022-315

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

1カ月

発色性合成基質法

%

70~130

253

D015 25

免疫

2~8日

項目
コード
検査項目

15072

C1-インアクチベーター活性 [補体]
(C1エステラーゼインヒビター)(C1インヒビター)(C1インアクチベータ)C1 inactivator

5B045-0000-022-315

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.5

15

 

02

 

 

1カ月

発色性合成基質法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

%

70~130

253

D015 25

免疫

2~8日

備考

検体

  • 3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、温度設定18℃~25℃、1,500×gで15分以上または2,000×gで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください([血液学検査]「遠心力の換算表」チャート参照)。

診療報酬

  • 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/C1インアクチベータ
  • 実施料:253
  • 診療報酬区分:D015 25
  • 判断料区分:免疫学的検査

チャート

遠心力の換算表

容器

容器番号15:血液凝固検査用容器

  • 採取量: 1.8mL
  • 添加剤: 3.2%クエン酸Na
    0.2mL
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および外袋表示
  • 主な検査項目: 凝固因子活性,
    PT,APTT,FIB,
    AT,血中FDP

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

セリンプロテアーゼ活性を阻害するC1-インアクチベーターの活性を調べる検査である。

 C1-インアクチベーターは、補体系、カリクレイン・キニン系、凝固線溶系に属する複数のセリンプロテアーゼ活性を阻害する。C1-インアクチベーターは活性化した補体C1に対し唯一、抑制作用を持ち遺伝性血管神経浮腫(HANE)などで低下する。

 HANEのⅠ形およびⅡ型では、ブラジキニンの過剰な産生により強い血管透過性が起こり、浮腫を形成する。HANEでは全身の様々な部位に境界が不明瞭な浮腫が生じるが、痒みはなく蕁麻疹と異なる。家族性ではあるが、一般的に10~20歳代にはじめて浮腫が出現し、発作性に繰り返される。発症にはストレスや外傷が誘因とされる。本疾病の認知度は低く長期に診断されない傾向にある。

 HANEのⅠ型およびⅡ型で本活性は50 %未満となり、妊娠後期には減少することも知られている。また、白血病や自己免疫疾患においても、C1-インアクチベーターの消費過多によりHANEと類似の病態を示す例が存在する。

【低値を示す疾患】

血管神経浮腫

関連疾患

T78.3:血管神経浮腫 T66-T78:アレルギー等その他の外因による作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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