WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 9 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

50113

CLDN18 胃癌
《IHC法》

未染標本スライド
5枚(4μm厚)

20

常温

免疫組織化学染色

2700

N005-3

病理

6~10日

項目
コード
検査項目

50113

CLDN18 胃癌
《IHC法》

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
未染標本スライド
5枚(4μm厚)

20

常温

免疫組織化学染色
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

2700

N005-3

病理

6~10日

備考

項目

  • コンパニオン診断薬を用いた検査です(ゾルベツキシマブ)。

依頼

  • 『病理組織(特殊染色・免疫染色)依頼書』をご利用ください。

検体

  • 推奨固定時間:6~48時間。
  • スライドは剥離防止コートスライドガラスをご使用ください。組織標本の固定は10%中性緩衝ホルマリンが推奨されています。
    スライド枚数については、再検査用の検体も含んでいます。

日数

  • 所要日数に再検査の日数は含まれません。また、パラフィンブロックでご依頼の場合は別途日数がかかる場合があります。

「病理学検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「病理組織・細胞診検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「病理組織検査」中分類共通の特記事項

  • [ご参考]「病理組織 材料の提出方法」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:PD-L1タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製/CLDN18 タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製
  • 実施料:2700
  • 診療報酬区分:N005-3
  • 判断料区分:病理学的検査料

厚生労働省通知原文「注釈」

■ PD-L1タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製は、抗PD-1抗体抗悪性腫瘍剤又は抗PD-L1抗体抗悪性腫瘍剤の投与の適応を判断することを目的として、免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製を行った場合に、当該抗悪性腫瘍剤の投与方針の決定までの間に1回を限度として算定する。

抗CLDN18.2モノクローナル抗体抗悪性腫瘍剤の投与の適応を判断することを目的として行った場合に、当該抗悪性腫瘍剤の投与方針の決定までの間に1回を限度として算定できます。

容器

容器番号20:プレパラート

  • 容量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血液像,細胞診

参考文献

日本胃癌学会: 切除不能進行・再発胃癌バイオマーカー検査の手引き, (第1版), 2024.

検査項目解説

臨床的意義

胃癌組織中のCLDN18の発現を確認する。治癒切除不能な進行・再発の胃癌患者に対するゾルベツキシマブの適応を判定するための検査である。

 CLDN(claudin)は、細胞間接着の中心的働きを担う膜貫通型タンパク質である。CLDNは27のアイソフォームが同定されており、このうちCLDN18.2は正常細胞では胃粘膜上皮細胞に局所的に発現し、胃癌組織でも発現が保持されている。

 抗CLDN18.2モノクローナル抗体「ゾルベツキシマブ(商品名:ビロイ(R))」は癌細胞表面のCLDN18.2に選択的に結合し、抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性および補体依存性細胞傷害(CDC)活性を惹起させ、癌細胞死を誘導することが期待されている。免疫組織化学染色(IHC法)により、腫瘍細胞の75 %以上で中等度から強い染色強度を示すものをCLDN18陽性とする。臨床試験においては、スクリーニングされた患者の約38 %が陽性と報告されている。

 本検査は、治癒切除不能な進行・再発の胃癌患者に対するゾルベツキシマブの適応をIHC法により判定するコンパニオン診断薬を用いた検査である。

【陽性を示す疾患】

胃癌

関連疾患

C16.9.8:胃癌 C15-C26:消化器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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