WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20136 |
LD(LDH) |
遠心
|
01 |
2日 冷蔵 |
IFCC標準化対応法(UV) | U/L 124~222 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
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20136 |
LD(LDH) |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
2日 冷蔵 |
IFCC標準化対応法(UV) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L 124~222 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
日本臨床化学会: 臨床化学 19, 228, 1990.
検査項目解説
臨床的意義
多くの組織や臓器に分布する酵素である。貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。
乳酸脱水素酵素(LD)は、可溶性分画に属する酵素で、多くの組織や臓器に広く分布している。
LDが含まれている臓器が損傷を受けると、その組織からLDが逸脱し血中濃度が上昇する。通常はスクリーニングとして総活性を測定し、高値の場合にアイソザイムを測定し損傷臓器を推定する。
また、同時にAST(GOT)を測定しLD/AST比をとる。LD/AST比が高値の場合には、悪性腫瘍や溶血性疾患が疑われる。LD/AST比の上昇が中等度の場合では、感染症か肝臓以外の実質性の臓器障害が考えられ、悪性腫瘍が存在する可能性もある。このため、LD/AST比に中等度の上昇がみられる場合では、各種画像診断の他、推定される臓器に関する腫瘍マーカーの検査を行う。LD/AST比が低い場合は、肝疾患が疑われる。
赤血球中にはLD(1,2型)が多量に含まれているため、溶血により高値になる。そのため、報告書コメントに溶血(+)とある場合は、ASTやCKを参照し、影響を考慮する必要がある。
採血時の注意点として、運動の影響を受けて上昇するため、採血前には激しい運動は避けることが挙げられる。
【高値を示す疾患】
急性肝炎,悪性腫瘍,白血病,悪性貧血,溶血性貧血,急性心筋梗塞,感染症
関連疾患
B99-B99:感染症 → B99-B99:感染症
B17.9.3:急性肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
C80.9.7:悪性腫瘍 → C76-C80:その他の部位不明腫瘍
C95.9.1:白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D51.0.2:悪性貧血 → D50-D53:栄養性・出血性貧血
D55-D59:溶血性貧血 → D55-D59:溶血性貧血
I21.9.5:急性心筋梗塞 → I20-I25:虚血性心疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.