WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25973 |
ヒ素 〈毛髪〉 |
|
27 |
常温 |
還元気化原子吸光法 | μg/g |
20~29日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
25973 |
ヒ素 〈毛髪〉 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
27 |
常温 |
還元気化原子吸光法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/g |
20~29日 |
備考
基準
- 産業衛生関連検査としてご依頼の場合の基準値は、チャート参照:産業衛生関連検査一覧
- 本検査は「*33」へ再委託をいたします.
チャート
容器
容器番号27:滅菌スピッツ管
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 微生物学検査
検査項目解説
臨床的意義
ヒ素の直近の暴露状況を調べる検査である。
ヒ素(As)は、窒素族元素のひとつであり、土壌や水中といった自然界にも広く存在している。そのため、飲料水や様々な食品にも微量のAsが含まれ、さらに生体中にも含まれており、生命維持に必須な元素と考えられている。
生体に取り込まれたAsの大部分は速やかに尿中に排出される。海産物などに極微量のAs化合物が含まれているといわれているが、健康影響は認められていない。
多くの有機As化合物が存在するが、メチルアルシン酸、ジメチルアルシン酸、ギフェニルアルシン酸などは除草剤や医薬品にも使用される。
Asは、リポ酸を補酵素とするピルビン酸脱水磯酵素や、αケトグルタル酸脱水素酵素の代謝酵素を阻害するため、毒性がきわめて強くAsおよびAs化合物は毒物として指定されている。この毒性は化学形態により大きく異なることが知られている。
高濃度のAsを摂取した場合、急性中毒症状としては口渇、発熱、腹痛、嘔吐、下痢、筋肉痛など多岐にわたり多臓器不全を起こすこともある。