WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26762

ベンゾジアゼピンスクリーニング

血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

ng/mL

検出せず
(基準値)

4~6日

項目
コード
検査項目

26762

ベンゾジアゼピンスクリーニング

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
3

遠心

 

血清
1

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

検出せず
(基準値)

4~6日

備考

項目

  • チャート参照:「ベンゾジアゼピンスクリーニング」検査対象薬物

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

チャート

「ベンゾジアゼピンスクリーニング」検査対象薬物

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

抗不安作用、催眠作用のあるベンゾジアゼピン系薬剤のスクリーニング検査である。

 ベンゾジアゼピン系薬剤は、抗不安作用、催眠作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用を有し、作用の持続時間によって、超短時間作用型、短時間作用型、中間作用型、長時間作用型に分類される。薬剤によっては睡眠障害の他、けいれん発作の予防や麻酔前投与薬として使用される場合もある。比較的入手しやすい中毒の起因物質であり、中毒が高まると、運動失調、傾眠、錯乱、昏睡、呼吸抑制などを引き起こすことがあり、最終的に死に至ることもある。

 ベンゾジアゼピン系薬剤の主な作用機序は、中枢神経系の代表的な抑制性伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の受容体と複合しているベンゾジアゼピン受容体に作用し、GABA受容体のクロライドチャネルの開口作用を増強することで興奮を抑制するベンゾジアゼピン受容体には催眠作用に関わるω1受容体と、抗不安作用、筋弛緩作用に関わるω2受容体がある。

 本スクリーニング検査では、ベンゾジアゼピン系催眠鎮静薬、抗不安剤、抗てんかん剤・抗けいれん剤、ジアゼパム代謝物、クロバザム代謝物の計16種の一括同時分析を実施する。重度の意識障害などで薬物中毒が疑われる患者が、ベンゾジアゼピン系薬剤を服用有無の定性分析や、原因特定に有効である。

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