WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

08821

コカイン系麻薬検査

単独検体

尿
8

 

25

 

冷蔵

EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査)

検出せず

3~4日

項目
コード
検査項目

08821

コカイン系麻薬検査

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体

尿
8

 

25

 

冷蔵

EMIT(スクリーニング)LC-MS/MS(確認検査)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

3~4日

備考

項目

  • チャート参照:規制薬・医薬品などスクリーニング検査対象薬物
  • スクリーニング検査で陰性が確定しなかった場合は、LC-MS/MSにて確認後にご報告します。

検体

  • 必ず専用検体としてご提出ください。

方法

  • 検体妥当性試験を実施します(クレアチニン濃度、比重、pHおよび亜硝酸塩濃度を測定し、検査材料である尿が薬物検査に適しているか否かを確認します)。

日数

  • 確認検査実施時の所要日数は5~6日(スクリーニング検査を含む)です。

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

チャート

規制薬・医薬品などスクリーニング検査対象薬物

容器

容器番号25:尿一般容器

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿一般検査

参考文献

Department of Health and Human Services: Mandatory Guidelines for Federal Workplace Drug Testing Programs, USA.

検査項目解説

臨床的意義

麻薬および向精神薬取締法で規制されているコカインを検出する検査である。

 コカアルカロイド系麻薬であるコカインは精神高揚作用や、粘膜の局所麻酔作用がある薬物で、本邦では麻薬および向精神薬取締法で規制されている。

 コカインは体内で速やかに代謝され、ベンゾイルエクゴニンとなり尿中に排泄される。したがって、ベンゾイルエクゴニンが陽性だった場合、コカインが摂取されたことを意味する。

 本検査は、被検者が検査対象である薬物の非合法な使用(乱用)を隠蔽しようとして、検体の改ざんを行っている可能性があるため、薬物の検査に先立ち妥当性試験を行い、適切な検体であるか否かを確認する。ここで、不適切な検体であると判定された場合には、再採尿を勧める旨のコメントとともに無効、混入、入替のいずれかの結果を報告する。妥当性試験により適切な検体であると判定された場合に、薬物の一次スクリーニング検査(EMIT法)を行い、陰性となった検体は、検出せずを報告する。一次スクリーニング検査により陰性が確定しなかった検体は、LC-MS/MS法による確認検査を行う。

【陽性を示す疾患】

麻薬および精神変容薬による中毒

関連疾患

T40:麻薬および精神変容薬による中毒 T36-T50:薬物・薬剤による毒作用
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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