WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 11 月 4 日時点の情報です。
| 項目 コード  | 
	検査項目 | 採取量(mL)
		 遠心 提出量(mL) | 
	容器 | 安定性 保存 方法  | 
	検査方法 | 基準値 (単位)  | 
	実施料 診療報酬区分 判断料区分  | 
	所要日数 | 
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08896  | 
HCVコア抗原hepatitis C virus5F360-1500-023-051  | 
 遠心 
  | 
 
 01  | 
 
 冷蔵  | 
CLIA | fmol/L 3.0 未満  | 
包括102 D013 5 免疫  | 
2~3日  | 
| 項目 コード  | 
	検査項目 | 
|---|---|
08896  | 
HCVコア抗原hepatitis C virus5F360-1500-023-051  | 
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) | 
		容器 | 安定性 保存 方法  | 
		検査方法 | 
|---|---|---|---|
 遠心 
  | 
 
 01  | 
 
 冷蔵  | 
CLIA | 
| 基準値 (単位)  | 
	実施料 診療報酬区分 判断料区分  | 
	所要 日数  | 
|---|---|---|
fmol/L 3.0 未満  | 
包括102 D013 5 免疫  | 
2~3日  | 
備考
報告
- 本検査が“定量下限未満”でも、ウイルスの存在は否定できません。
 
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
 
診療報酬
- 保険名称:肝炎ウイルス関連検査/HCVコア蛋白
 - 実施料:包括102
 - 診療報酬区分:D013 5
 - 判断料区分:免疫学的検査
 
参考文献
熊田博光, 他: 消化器科 45, (4), 454, 2007.
検査項目解説
臨床的意義
HCV抗原を定量する検査である。高感度であり、治療効果のモニタリングに有用である。
 C型肝炎ウイルス(HCV)は、ヒトに慢性の肝障害を引き起こすフラビウイルス科のRNAウイルスである。主な感染経路は輸血をはじめとする血液とされるが、明らかな感染のきっかけが不明の症例も多い。HCVの検査法がなかった1980年代後半まで、輸血による肝炎発症はまれではなかった。
 HCVは、急性肝炎を起こす他、ウイルスが排除されない場合は慢性化し、10年以上の長い年月を経て肝硬変から肝細胞癌に進行する。現在本邦でみられる原発性肝癌(肝細胞癌)の多くはC型肝炎ウイルスが原因である。肝癌への進行阻止には、ウイルスの増殖を抑え、排除をはかる必要がある。
 治療効果を確認するために、従来はPCR法によるHCV-RNAの定量が行われてきたが、高感度な反面、大量処理ができないためコストがかさみ、頻回に測定することは困難であった。これの解決策がHCVコア抗原である。
 本検査は、HCVの抗原タンパク質を直接定量するものである。
【陽性を示す疾患】
C型肝炎
関連疾患
B18.2.1:C型肝炎  → B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

