WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

08937

HCV-RNA定量
《TaqManPCR法》

5F360-1453-023-875

単独検体開栓厳禁

血液
5

遠心

 

 

血清
2.1

 

 

 

指定容器 

 

97

 

 

 

 

12週

-20℃以下

ロシュ・リアルタイムRT-PCR法

Log IU/mL

定量結果 1.2 未満
(定量下限)

増幅反応シグナル 検出せず

424

D023 15

微生

3~4日

項目
コード
検査項目

08937

HCV-RNA定量
《TaqManPCR法》

5F360-1453-023-875

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

血液
5

遠心

 

 

血清
2.1

 

 

 

指定容器 

 

97

 

 

 

 

12週

-20℃以下

ロシュ・リアルタイムRT-PCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

Log IU/mL

定量結果 1.2 未満
(定量下限)

増幅反応シグナル 検出せず

424

D023 15

微生

3~4日

備考

検体

  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
  • 「HCV-RNA関連検査」のご依頼の際は、他項目とは別に(RNA検査用の)専用検体としてご提出ください。
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
  • チャート参照:血清を用いた遺伝子増幅検査の留意点

参考

  • チャート参照:TaqManPCR法による遺伝子増幅検査の結果の考え方
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/HCV核酸定量
  • 実施料:424
  • 診療報酬区分:D023 15
  • 判断料区分:微生物学的検査

急性C型肝炎の診断、C型肝炎の治療法の選択および治療経過の観察に用いた場合にのみ算定できます。

チャート

血清を用いた遺伝子増幅(PCRなど)検査の留意点

容器

容器番号97:ウイルス遺伝子検査用容器(血清用)

  • 容量: 5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および外袋表示
  • 主な検査項目: HBV-DNA定量,
    HCV-RNA定量
    《TaqManPCR法》

参考文献

菅原昌章, 他: 医学と薬学 73, (10), 1329, 2016.

検査項目解説

臨床的意義

リアルタイムPCR法を用いてHCVのRNA量を定量する検査である。検出感度が高く、感染の診断やモニタリングに用いられる。

 C型肝炎ウイルス(HCV)は、ヒトに慢性の肝障害を引き起こすフラビウイルス科のRNAウイルスである。主な感染経路は輸血をはじめとする血液とされるが、明らかな感染のきっかけが不明の症例も多い。HCVは、急性肝炎を起こす他、ウイルスが排除されない場合は慢性化し、10年以上の長い年月を経て肝硬変から肝細胞癌に進行する。

 HCVの血清学的検査が可能になって以来、HCVの検索には一般に抗体検査が用いられている。これに対し本検査は、HCVの遺伝子を、リアルタイムRT-PCR法を用いて増幅、同定する定量検査である。

 抗体検査で判定が陽性になり、確定診断や今後の治療方針を立てる際に、血中にHCV自体が存在するか否かは重要な判断材料となる。HCV抗体は中和抗体ではないため、抗体の存在や力価からウイルスの存在を正確に判定するのは難しい。また、感染のごく初期には抗体が検出されない場合もある。本検査はその際にHCV自体の存在を証明するものであり、感染の確定診断にきわめて有用である。

 治療を行う際、通常はHCV検査の第一選択として、本検査が行われる。また、本検査では定量結果と増幅反応シグナルの有無の両方が報告され、定量下限以下でもシグナルが認められる場合がある。

【高値を示す疾患】

C型肝炎

関連疾患

B18.2.1:C型肝炎 B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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