検査項目解説 掲載内容は、2022 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00205 |
抗ストレプトキナーゼ (ASK)5E036-0000-023-117 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
PA | 2,560 倍 未満 |
29 D012 3 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00205 |
抗ストレプトキナーゼ (ASK)5E036-0000-023-117 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
PA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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2,560 倍 未満 |
29 D012 3 免疫 |
2~3日 |
備考
参考
- チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
診療報酬
- 保険名称:感染症免疫学的検査/抗ストレプトキナーゼ(ASK)半定量
- 実施料:29
- 診療報酬区分:D012 3
- 判断料区分:免疫学的検査
臨床的意義
溶連菌A、C群が産生する蛋白質に対する抗体。溶血性連鎖球菌感染症の診断に用いられる。
溶血性連鎖球菌感染症を血清学的に診断するための検査である。受身凝集反応によって、ヒト血清中の抗ストレプトキナーゼ抗体価を測定する。
ストレプトキナーゼは溶血性連鎖球菌(溶連菌)A群、C群が主に産生する分子量約4.5万の球状蛋白質であり、プラスミノーゲンをプラスミンに変換する酵素活性を有する。β型溶血性連鎖球菌に感染すると、宿主感染者側はストレプトキナーゼに対する抗体(抗ストレプトキナーゼ)を産生する。
溶連菌感染のうち、A群β型溶血性連鎖球菌の占める割合は90%以上といわれている。
溶連菌感染の確定診断をするためには、培養による菌の証明をはじめ抗ストレプトリジンO(ASO)価や、抗連鎖球菌多糖体抗体(ASP)の測定も有用である。
【高値を示す病態】
A群またはC群溶血性連鎖球菌感染症(猩紅熱、扁桃腺炎、中耳炎、急性咽頭炎など)、リウマチ熱、急性糸球体腎炎、血管性紫斑病
参考文献
長田富香, 他: 臨床検査 23, 1172, 1979.